北朝鮮の6者復帰「まだのよう」
国連特使、北京に戻る
2010年2月12日23時17分
【北京=峯村健司】
<script type="text/javascript"> </script><script type="text/javascript" defer="defer" charset="UTF-8" src="http://jss.afpbb.com/mbsv/blog_button/asahi/asahi.php?url=http://www.asahi.com/international/update/0212/TKY201002120432.html"></script>北朝鮮を訪れていた国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の特使・パスコー政治局長が12日、経由地の北京に到着した。同日夜、北京 市内で記者会見し、北朝鮮の6者協議復帰について「経済制裁に不満を抱いており、復帰する準備がまだできていないようだった」と述べた。
パスコー氏によると、4日間の滞在で、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や朴宜春(パク・ウィチュン)外相らと会談し、潘事務総長 から金正日(キム・ジョンイル)総書記への口頭メッセージと贈り物を託した。「友好的で率直な話し合いができ、きわめて有益だった」と訪朝の成果を強調し た。また、北朝鮮側は、日本などの近隣諸国との関係について「改善を望んでいるようだ」との認識も示した。
また、北朝鮮国内の医療と食糧事情について「特に子どもの栄養と医薬品が不足している」とし、さらなる援助の必要性を強調した。