ウィメン・クロスDMZが2回目のイベント 世界の女性運動家など2千人が参加予定
戦争のない朝鮮半島・平和世界を夢見る世界人が一緒に
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左からイ・ジョンア実行委員、ハン・ミミ共同実行委員長、アンキム・ジョンエ共同実行委員長、チェ・インスク企画チーム長=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
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朝鮮半島の平和を祈願する女性たちによる非武装地帯(DMZ)のウォーキング行事が今年も続く。
2016年ウィメン・クロスDMZ組織委員会は10日、ソウル・貞洞(チョンドン)のフランシスコ教育会館で記者会見を開き、28日の平和と軍縮に向けた世界女性の日に合わせ、2016ウィメン・クロスDMZのイベントを開催すると明らかにした。
ウィメン・クロスDMZ組織委員会のアンキム・ジョンエ共同実行委員長は、「女性は武力対立や戦争の最大の被害者であり平和運動の最も重要な主体」だとし、「戦争のない朝鮮半島を夢見る心で、戦争と分断の象徴である非武装地帯を歩く」と述べた。
坡州(パジュ)市の臨津閣(イムジンガク)平和ヌリ公園で開かれる今回のウォーキング行事には、内外の女性運動家や市民など2千人余りが参加する予定 だ。米国の平和運動家アン・ライト氏、国外の市民団体ピースボートのマリー・ジョイス氏、日本の婦人国際平和自由連盟の秋林こずえ氏などの外国人女性運動家も、昨年に引き続き参加する。彼女たちは韓国側の非武装地帯民間人出入り統制区域を含めた臨津閣の生態探訪路、平和を享受する6キロを歩く計画だ。
昨年5月、グロリア・スタイネム氏など世界の女性運動家30人が、ウィメン・クロスDMZ(WomenCross DMZ)を行い、北から南に非武装地帯を越えたが、今年は南北関係が冷え込んでいるため、步く経路を修正しなければならなかった。
3日、保守派団体の愛国団体総連合会は記者会見を開き、「ウィメン・クロスDMZは米国に居住する北朝鮮寄りの女性運動家らが、北朝鮮の指図を受けて組 織する親北朝鮮・反韓国の行事」と主張した。これに対してアンキム・ジョンエ共同実行委員長は「私たちは北朝鮮が言う和平協定に同調する気持ちはない。全 世界の女性たちが希望する平和協定なのであり、特定国家や集団の利害関係とは絡んでいない」と反論した。ハン・ミミ共同実行委員長も、保守団体の理念論に 反駁し、「平和に色でもあるのでしょうか。女性が戦争でなく平和に暮らす世の中を夢見ることがこのイベントの趣旨」と述べた。
24日には梨花女子大LGコンベンションホールで「女性、3.0平和時代を開く」と題した女性平和シンポジウムが開かれる。朝鮮半島だけでなくアジアと世界平和のために女性がすべきことを模索する場所になる。
ウォーキングは女性だけでなく平和を念願する市民の誰もが参加することができる。ただし、ウォーキング区間の中で民間人出入り統制区域を通過するため、事前に申請が必要になる。締め切りは20日までにホームページ(wpwalk.kr/)で申請できる。参加費は無料だ。
コ・ハンソル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )