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大統領に地位協定改定は求めなかった。翁長雄志知事が求めたオバマ 氏との面談にも触れなかった。

2016-05-26 | アメリカの反応

4000人、基地なき島訴え 嘉手納ゲート県民集会

犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげる緊急県民集会の参加者ら=25日午後2時すぎ、北谷町の米空軍嘉手納基地第1ゲート前(諸見里真利撮影)

 米軍属女性死体遺棄事件に抗議する「元米兵による残虐な蛮行糾弾! 犠牲者を追悼し米軍の撤退を求める緊急県民集会」 (辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が25日、北谷町の米空軍嘉手納基地第1ゲート(通称・砂辺ゲート)前で開かれた。平日の日中にもかかわ らず約4千人(主催者発表)が参加し、沖縄からの基地撤去などを訴えた。

 集会の冒頭、犠牲者の冥福を祈って参加者全員で黙とうをささげた。参加者は(1)米軍基地の大幅な整理縮小(2)日米地位協定の抜本的な改定 (3)普天間飛行場の閉鎖・撤去(4)オスプレイの配備の撤回(5)辺野古新基地建設断念-を日米両政府へ求める抗議決議を拍手で採択した。
 主催者を代表してオール沖縄会議の稲嶺進共同代表(名護市長)は「忌まわしい事件が起こらない沖縄を勝ち取るため、力を合わせよう」と県民に呼び掛けた。
 若者グループのSEALDs RYUKYU(シールズ琉球)の玉城愛さん(21)は「なぜ私たちの命は軽視されなければならないのか。基地は要らないという声を世界に広げていこう」と訴えた。
 県選出衆院議員の照屋寛徳氏、赤嶺政賢氏、玉城デニー氏、仲里利信氏をはじめ県議も登壇した。

 

オバマ氏、女性遺棄事件謝罪せず 地位協定改定も否定

 【三重県で仲村良太】安倍晋三首相は25日夜、オバマ米大統領と三重県志摩市で会談し、共同記者会見に臨んだ。沖縄県 内で起きた米軍属による女性死体遺棄事件についてオバマ氏は被害女性に対する遺憾の意を表したが、謝罪はしなかった。「再発防止にできることは全てやる」 と述べたが、具体的な対策は示さなかった。日米地位協定改定について「日本の司法制度の下で正義の追及を阻むものではない」と述べ、改定の意思がないこと を示した。安倍首相は「地位協定は一つ一つの問題を改善し、結果を積み上げる」と述べ、大統領に地位協定改定は求めなかった。翁長雄志知事が求めたオバマ 氏との面談にも触れなかった。

 会談では安倍首相が事件について「断固抗議」し、米国に実効的な再発防止を求めた。
 オバマ氏は「お悔やみと遺憾の意を表する」とし、「米軍関係者が行った非常に暴力的な犯罪にがくぜんとしている。ショックを受けている。言い訳ができない」と述べた。
 容疑者に対しては「日本の捜査に全面的に協力している。日本の司法制度の下で裁かれるべきだ」とした。
 日米地位協定については現協定下で適切な法的責任の追及がなされるとし、改定の必要性がないことを強調した。
 在沖米軍基地の撤去や整理縮小などへの言及もなかった。
 県内で米軍基地に対する反発が高まっていることについて安倍首相は「失われた信頼の回復は困難だが、日米が協力して沖縄の基地負担軽減に全力を尽くすことで一致した」と述べた。
 首脳会談は26日に開幕する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて、当初は26日午前の開催が見込まれていたが、県内での反基地感情のうねりが高まっている現状を踏まえ、首脳レベルで迅速に対応する必要があるとして、オバマ氏の来日直後に設定された。

 

翁長知事、日米首脳会談に失望感 「中身まったく無い」

沖縄タイムス 5月26日(木)0時36分配信

 翁長雄志知事は25日夜、日米首脳会談で日米地位協定の改定に言及がなかったことに「大変、残念だ」と述べた。両首脳の共同記者会見には「中身がまったく無い。運用改善では限界があることは明らかだ」と強い失望感を示した。沖縄県庁で記者団の質問に答えた。
 その上で「これだけの負担があり、事件がある。再発防止と言っても、何も変わらない。地位協定に触らないことは、とても理解できない」と批判。日米安保体制を「砂上の楼閣に乗っている」と表現した。
 また「首相は日本国民という言葉を使い、生命と財産を守ると述べたが、日本の中に沖縄が入っているのか疑問に思う」と述べ、沖縄に寄り添う姿勢が欠如しているとの認識を示した。
 首相が米軍再編を進める発言をしたことには「これまでの発言に修飾語を増やして丁寧に説明しているが、中身はまったく変わらない」と批判した。

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