2025年2月5日(水)
核なき世界 日本こそ先頭に
ノルウェー大使館開催 被団協の平和賞祝賀会
ノルウェー大使館は4日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞を祝う祝賀会を東京都内で開催し、被爆者や平和団体、政党、各国大使館代表ら約140人が参加しました。
ノルウェーのアンドレアス・クラービーク外務副大臣は、日本被団協のノーベル平和賞受賞について、時宜を得たものだと述べ、核兵器が使用される危険が高まっていると言及。世界は核兵器の使用を許さず、核兵器の使用に反対するために、核軍縮を進める必要があると指摘しました。
日本被団協の田中熙巳(てるみ)代表委員は、核兵器のない世界の実現に向け、日本政府は核兵器禁止条約を署名・批准し、世界の先頭にたってほしいと述べ、「日本の政治を変えていくために力をあわせていきたい」と語りました。
ノルウェー・ノーベル研究所のクリスティアン・ハルプビーケン所長は、田中代表委員の授賞式での演説について「歴史の教科書に刻むべき力強い言葉だった」と指摘し、核兵器の脅威は現実にあると語りました。今年夏にノーベル委員会は東京でイベントを行うと述べました。
高校生平和大使(2年生)は、被爆者の証言に敬意を表明し、核兵器問題は自分たちの未来の問題だと語りました。
日本共産党の井上哲士参院議員が参加しました。