伊吹山に咲く青紫の秋の花では、イブキトリカブトも好きですが、
もうひとつすきなのが、足元に咲く可憐なリンドウの花。
コバルトブルーの宝石のような花です。
つぼみの色も形もすっきりと清楚で、
開くと、紫から青紫まで、さまざまな色のバリエーションがあります。
花びらのグラデーションも素敵で、
リンドウの花を山で見つけると幸せな気分になります。
この日は、山頂から3合目まで行く予定だったので、
山頂の花たちは、一月前に写したのと比較して、また紹介しますね。
夕方近く、上ってきたドライブウェーを下りはじめると、
目の前を大きな黒い野鳥が横切りました。
車を止めようとすると、なんと、戻って車の前に下りてきて、
あわてて車を停めたら、びっくりして飛び去っていきました。
道になにか獲物でも落としたのかも知れません。
カラスの数倍はあって、鳶より羽が黒くて足が太いので、
たぶん鷹か鷲の仲間だと、興奮しました。
急いで写したのですが、
あっという間に視界から消えてしまいました。
いつもたくさんの人がカメラを構えている付近だっただけに、
残念だったね、と話しながら降りていくと、
今度は広い駐車場に、また大きな鳥が降りています。
ラッキー! 夕方はお食事の時間なのでしょうか。
今度は気づかれないようにそっと車を路肩に寄せましたが、
デジカメを首からぶら下げていたので写すのに手間取り、
去っていく鳥をとったうちの一枚に、小さく写っていました。
そのあと、望遠でも写せないほどの上空を滑空していました。
帰って調べたら、伊吹山はイヌワシの生息地とか。
翼を広げると、両手に余るくらいの大きさです。
イヌワシだったらうれしいな。
ツリフネソウも見つけた!
ドライブウェーをさらに降りていくと、
道の両側には、イタドリやクズの花が咲いています。
カーブを曲がるために速度を落とすと、見慣れない赤い花。
「止めて」といって、車を向かいの空きスペースに停めて、
降りて近づいてみると、なんと、ツリフネソウの大群落です。
赤いツリフネソウは、初めて見ました。
たくさんの船形の花が風に揺れる様子は、壮観でユーモラスです。
赤い花は、横から見ると金魚みたいでもあり、
前から見ると、ランの仲間のようです。
ツリフネソウの群落を、
道の反対側の空き地から見ると、こんな感じです。
車のすぐ横にも、ツリフネソウが一輪、咲いてました。
伊吹山ドライブウェー入り口です。
ここからまっすぐ行くと、伊吹山ドライブウェーで山頂へ。
左に曲がって10分ほど走ると上野口の登山道があり、
ふもとから伊吹山3合目のお花畑にいけます。
この途中に、環境省の名水百選にも選ばれた大清水泉神社の湧水があると
NAOさんに教えてもらったので、3合目からの帰りに立ち寄りました。
泉神社を出たところの農道で、
山にしずむ夕陽に出会いました。
連休は、あと一日、お天気がよかったら、
ぜひ伊吹山にお出かけください。
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