みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

でました!上野千鶴子さんの最新刊『ケアの社会学―当事者主権の福祉社会へ』(太田出版)

2011-08-10 21:39:42 | ジェンダー/上野千鶴子
首を長くして待っていた、上野千鶴子さんの最新刊
『ケアの社会学―当事者主権の福祉社会へ』が届きました。


すてきな装丁です。
出版社はもちろん、『atプラス』で「ケアの社会学」を連載していた太田出版。
届いてすぐに、序文と目次とあとがきを読みました。


続きも読みたかったのですが、一気に読める本ではないので、
一章ずつ、何日かかけて読むことにします。

ケアの社会学「第14(終)章 次世代福祉社会の構想」上野千鶴子(『atプラス 01』)
(2009-08-22)


『atプラス』に連載中は、上野さんに送っていただいたり自分で買ったり、
ほとんどの号を読んだのですが、
通しで早く読みたいと思っていたので、楽しみが増えました。

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中身はわたしの折り紙つき(笑)、500ページを超える分厚い本が、
3000円以下というのも、手に取りやすい価格です。

この『ケアの社会学』で読書会がしたくなりました。
とはいえ、読み終えるのに何年かかるかなぁ。

 ケアの社会学――当事者主権の福祉社会へ 
上野千鶴子(太田出版)


書籍の説明
―超高齢社会における共助の思想と実践とは何か?!

――「ケア」関係における当事者主権とは何か?!

社会の高齢化が進む中で、今後ますます重要性を増してくる「ケア」の問題は、これまで十分に冷静な議論がなされてきたとは言えない。介護労働者が不足し、そのニーズが増す一方で、彼/彼女らの労働環境は、現在も低水準が維持され続けている。さらに「ケア」は家族の心情や道徳意識に強く働きかける領域であるが故に、主婦などの無償の奉仕労働として扱われがちである。こうした問題の批判的検討に加えて、本書はこれまでもっぱら「ケアする側」の立場から語られてきたこの問題を「ケアされる側」の立場から捉え返し、介護現場における「当事者主権」とは何かを明らかにする。

『家父長制と資本制』で切り開かれた家事労働論・再生産論をさらに先へと押し進めた、
上野社会学の集大成にして新地平!!

調査期間10年、総計500ページ超!

【目次構成】

第Ⅰ部 ケアの主題化第1章 ケアとは何か
第2章 ケアとは何であるべきか
第3章 当事者とは誰か

第Ⅱ部 「よいケア」とは何か第4章 ケアに根拠はあるか
第5章 家族介護は「自然」か
第6章 ケアとはどんな労働か
第7章 ケアされるとはどんな経験か
第8章 「よいケア」とは何か

第Ⅲ部 協セクターへの期待第9章 誰が介護を担うのか
第10章 市民事業体と参加型福祉
第11章 生協福祉
第12章 グリーンコープの福祉ワーカーズ・コレクティブ
第13章 生協のジェンダー編成
第14章 協セクターにおける先進ケアの実践
第15章 官セクターの成功と挫折
第16章 協セクターの優位性

第Ⅳ部 ケアの未来
第17章 ふたたびケア労働をめぐって
第18章 次世代福祉社会の構想


目次を見ていたら、つづきを読みたくなってので、
今日のブログはこれでおしまい。

ではまた、明日。

最後まで読んでくださってありがとう
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コメント
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