みどりの一期一会

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性暴力をめぐる司法の動き:千葉強かん事件最高裁判決に抗議する/京教大事件地裁判決緊急学習会報告

2011-08-11 14:52:25 | ジェンダー/上野千鶴子
2011年7月25日の千葉強かん事件最高裁判決は、
「性暴力被害者が逃げたり抵抗しなかったのは不自然」
として、被告に逆転無罪を言い渡した。

この判決に女性たちが抗議の声をあげています。

   8/15まで賛同募集】千葉強かん事件最高裁判決に抗議する!アジア女性資料センター 
2011.8.5 WAN

【転載】
アジア女性資料センターは、本日、2011年7月25日の最高裁判決
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110725145853.pdf
について、以下の声明を、最高裁長官、法務省、内閣府男女共同参画局に送付しました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千葉強かん事件最高裁判決に抗議する:

ジェンダー偏見に満ちた最高裁の「経験則」こそ見直しを

私たちは、2006年に千葉で起きた強かん事件について、逆転無罪とした2011年7月25日の最高裁判決に強く抗議し、古田祐紀裁判官の少数意見を支持します。
最高裁が被害者のみならず被告人の人権保障の役割を果たすべきことは事実ですが、今回、最高裁が原判決の事実認定に異例の介入を行った理由は、ほぼ全面的に、被害女性の証言の信頼性に対する疑問とされています。しかし、被女性の証言を「不合理、不自然」として退ける多数意見の「経験則」は、性犯罪研究の知見や、多数の被害者の経験とは一致しません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年8月3日
アジア女性資料センター



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京都教育大事件の京都地裁判決もひどい!です。
この判決については、
「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク」が
8.7緊急学習会を開催。
その報告がWAN(ウイメンズアクションネットワーク)サイトに掲載されています。

暴力の現実を無視した判決とメディア報道の不当性 – 京教大事件地裁判決緊急学習会報告 牟田和恵  

キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク関西ブロックでは、京教大事件京都地裁判決の問題点を問う8.7緊急学習会を、養父知美弁護士を招いて行いました(於ドーンセンター@大阪)。
養父弁護士は、今回の判決が、(1)性暴力・強姦にまつわる、「女性は嘘をつく、女性の嘘や思いこみによって男性が陥れられる」「女性の挑発で男性が誘惑される」といったステレオタイプな思いこみ/神話に縛られ、男子学生側の供述の信用性を疑う姿勢はまったく見られない、非常に偏ったものであること、(2)「明確な同意があった」としているが、女子学生が、1対6の状況のもとで、いったい、誰に対し何について同意したのかをまったく問うていない、きわめて不合理なものであることなど、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・(以下略。つづきはWANでご覧下さい)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2011年08月08日 WAN


一連の判決について、「最近の性暴力をめぐる司法の動き」の記事も、
WANサイトにアップされています。
合わせてご覧ください。

 性暴力をめぐる司法の動き 講座報告 さんずい 

通信環境の良くないところにいるので、
今日はWAN(ウイメンズアクションネットワーク)サイトのPRを兼ねて、
関連の記事を紹介しまた。

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