みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

今村復興相の辞任 おごる政権、見過ごせぬ/1強の弛緩ここに極まれり /復興相を更迭 政権の「緩み」は深刻だ/とりムネ肉のピカタ

2017-04-27 19:13:21 | ほん/新聞/ニュース

手作りヨーグルトがふんだんにあるので、
料理煮も使いましょう。

冷蔵庫のとりムネ肉に、ヨーグルトとおろし玉ネギを寄せて15分ほど置いて、
  
小麦粉を薄く振って、卵液にくぐらせて、

両面をこんがり焼けば、おいしいピカタのできあがり。
  
つけ合わせは、柔らかい春キャベツとカブの浅漬け。


今年最後の晩かん「清見タンゴール」を10キロ箱で取り寄せました。、

前に、はるかを注文しておいしかった同じお店です。

C級品のジュース用、ということですが、
皮がすれているだけで、少し傷んでいたのは2個だけ。
大小取り混ぜて64個も入っていて、一個当たり40円ほどと超お値打ち。

皮は堅いので、リンゴのようにむいたら、
実は濃いオレンジ色で、甘みが強いです。
デコポンやはるみの親ですから、おいしいはずです。

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後半は、
「今村復興相の辞任」の新聞各紙の社説。
繰り返し流される暴言に、怒りがおさまりません。

  社説:今村復興相の辞任 おごる政権、見過ごせぬ 
2017年04月27日 朝日新聞

「まだ東北で、あっちの方だったから良かった」。東日本大震災をめぐり、こう語った今村雅弘復興相が辞任した。

 関連死を含め2万2千人近い犠牲者が出た現実が目に入っているとは思えない暴言である。辞任は当然だ。

 今村氏の暴言は初めてではない。今月初めには原発事故の自主避難者が故郷に戻れないことを「本人の責任」とし、行政の対応に不服なら「裁判でも何でもやればいい」と述べた。

 被災者に寄り添うべき復興担当相として、許されるはずのない発言だった。

 ■首相が「忖度して」
 だが安倍首相は今村氏をこの時は続投させた。「安倍1強」の数の力をたのんだ、首相の明らかな判断ミスである。

 そしてそれは、巨大与党のおごりと慢心が次々に噴き出す現状の一コマにすぎない。

 「ボケ、土人が」と沖縄県で警察官が市民に言った問題で、鶴保庸介沖縄相は「『土人である』と言うことが差別であると断じることは到底できない」と繰り返し、取り消していない。

 山本幸三地方創生相は観光振興をめぐり「一番のがんは文化学芸員。普通の観光マインドがまったくない。この連中を一掃しないと」と、学芸員の仕事を一方的に批判した。

 「記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」と言ったのは稲田朋美防衛相だ。国会答弁がままならず、官僚に頼り切りの金田勝年法相も忘れてはならない。

 一連の閣僚の発言に通底するのは、国民を上から見下ろすような視線である。

 そして国民と同じ目の高さに立とうとしない閣僚の態度は、沖縄県や多くの県民の反対を押し切り、辺野古埋め立てを強行した政権の強権姿勢と重なる。

 政権を率いる安倍首相の発言も問題が多い。

 森友学園への国有地売却問題で、首相本人や妻昭恵氏に対する官僚の「忖度(そんたく)」がなかったか。そのことが焦点になるなか、首相は先週、「よく私が申し上げたことを忖度して頂きたい」と語り、笑いを取った。

 東京・銀座の商業施設で全国の名産品を読み上げた原稿に、地元・山口県産品がなかったことを指摘しての軽口だ。

 ■「1強」が生む慢心
 国会で野党議員から「(森友問題での)政府の説明に納得できないが8割」との世論調査結果を示されると、「その調査では内閣支持率は53%。自民、民進の支持率はご承知の通り」とはぐらかした。

 閣僚たちの言動は、こうした首相の姿を反映しているように見える。

 確かに内閣支持率は安定している。その理由を朝日新聞の世論調査でみると、「他よりよさそう」が最も多い。

 「安倍1強」のもと、直ちに政権を担えそうな野党が見当たらない政治の現状を、有権者があきらめ交じりの目で眺めている。そんな姿が浮かぶ。

 雇用が拡大して景気がそれなりに順調なことや、東アジアの緊張が高まっていることも、政治に変化を求めたがらない世論を形づくっているようだ。

 1980年代後半からの政治改革で、首相への権力集中が進んだことも背景にある。

 選挙の公認権や政党交付金の配布に加え、官僚の人事権も掌握した政権中枢には逆らえない雰囲気が自民党内に広がる。

 反主流派が消えたいま、閣僚の暴言への批判も、ましてや首相への異議申し立ても小さくなるばかりだ。


 ■反省しない巨大与党
 しかしここへ来て、政権の慢心は度を越している。

 「数におごり、謙虚さを忘れれば、国民の支持は一瞬にして失われる」

 2014年の衆院選に勝った時も、安保関連法をめぐって国会が混迷した時も、首相はそのように語った。だが昨年の参院選後の記者会見では口にしなかった。自民党が衆参両院で27年ぶりに単独過半数を獲得したからだろうか。

 自民党は反省していない。今村氏が辞任したきのうも、そう思わせる発言があった。

 二階俊博幹事長である。

 「政治家の話をマスコミが余すところなく記録をとって、一行悪い所があったら『けしからん、すぐ首を取れ』と。何ちゅうことか。それの方(マスコミ)の首、取った方がいいぐらい」

 悪いのは今村氏ではなく、メディアだと言いたいのか。

 安倍氏が2度目に首相に就いてから、閣僚の引責辞任は5人目だ。安倍氏はそのつど「任命責任は内閣総理大臣たる私にある」と述べてきた。

 だが首相は、国民へのおわびは口にしても、具体的な行動には出ようとしない。

 どんな政権も長期化すれば、ネジが緩み傲慢(ごうまん)になる。それを正すには、主権者である国民が声を上げてゆくしかない。 


 社説:復興相を更迭 政権の「緩み」は深刻だ
2017年04月27日 中日新聞

 今村雅弘復興相が東日本大震災の被災者らを傷つける発言をして辞任した。事実上の更迭だ。今村氏に限らず、このところ閣僚や政務官の暴言や醜聞が相次いでいる。安倍政権の「緩み」は深刻だ。

 問題の発言は二十五日夜、今村氏が所属する自民党二階派パーティーでの講演で飛び出した。

 今村氏は東日本大震災による社会資本などの被害額を二十五兆円とする数字を紹介し、「まだ東北であっちの方だったから良かったけど、これがもっと首都圏に近かったりすると莫大(ばくだい)な、甚大な被害があったと思う」と述べた。

 肉親を亡くしたり、自ら傷ついたり、今なお避難生活を余儀なくされたりしている被災者の心情を思うと、許し難い発言である。

 講演後、あいさつに立った安倍晋三首相は「東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった」と陳謝し、その日のうちに更迭を決めたという。更迭は当然だが、遅きに失した感は否めない。

 今村氏は四日の記者会見で、東京電力福島第一原発事故を受けて自主避難している人たちの帰還を「本人の責任」と言い放ち、繰り返し質問した記者に「出て行きなさい」「うるさい」と激高した。

 その姿からは被災者や被災地に寄り添おうとする気持ちはうかがえない。にもかかわらず、首相は「引き続き、被災者に寄り添い、被災地の復興に全力で取り組んでほしい」と擁護していた。

 復興相にふさわしくない人物を起用し続けた責任は極めて重い。

 今村氏は当初、自らの発言のどこが問題なのかも認識していなかったようだ。そのような人物が国会議員として適任か。候補者に選定した自民党の責任も免れまい。

 閣僚や政務官の暴言や醜聞が相次ぐ。最近だけでも、山本幸三地方創生担当相が文化財の観光への活用をめぐり「一番のがんは文化学芸員。連中を一掃しないと駄目だ」と発言し、撤回した。中川俊直衆院議員は女性問題を理由に経済産業政務官を辞任し、自民党を離党した。

 「安倍一強」という政治状況に慢心して、政権運営の緊張感を欠いているとしか思えない。

 首相は任命責任を認め「緩みがあるとの厳しい指摘は真摯(しんし)に受け止める」と語ったが、首相自身、あるイベントで地元山口県産品を宣伝しようと「忖度(そんたく)してほしい」と求める一幕があったし、野党に敵対的な態度は度が過ぎている。首相自らが言動を改める必要があろう。まず隗(かい)より始めよ、だ。 


  社説:今村復興相辞任/1強の弛緩ここに極まれり
2017年04月27日木曜日 河北新報
 
 被災地を愚弄(ぐろう)し、さげすむ。そうした思考がもともとあったとしか言いようがない。あきれるばかりだ。
 今村雅弘前復興相(70)が25日、自民党二階派のパーティーで東日本大震災の被害について「まだ東北であっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると莫大(ばくだい)な被害があった」と発言した。与野党に批判が広がり、事実上更迭された。
 復興の「司令塔」としての自覚が全くない無神経な発言であり、辞任は当然だ。国会議員としての資質に疑問符が付いても仕方ないだろう。
 今村氏は、4日の記者会見でも東京電力福島第1原発事故で自主避難し、3月末で住宅支援を打ち切られた避難者に関し「どうするかは本人の責任」と発言。質問する記者に「うるさい」と激高し、謝罪・撤回に追い込まれた。
 8日には安倍晋三首相と共に福島県を視察。首相が謝罪した後、「被災地を元気にするため引き続き頑張る」と神妙な表情で語ったばかり。舌の根も乾かぬうちに、思慮に欠けた発言が繰り返された。
 被災地を軽んじ、負託を裏切った今村氏はむろん批判されるべきだが、同時に改めて浮き彫りになったのは自民党1強が生んだ底知れぬ政権の弛緩(しかん)、おごりだ。
 他の閣僚からも問題発言が相次ぐ。山本幸三地方創生担当相は16日の地方創生セミナーで、外国人観光客への文化財の説明や案内が不十分として「一番のがんは文化学芸員。一掃しないとだめだ」と発言し謝罪に追い込まれた。
 3月には稲田朋美防衛相が森友学園訴訟に「関与していない」との発言を撤回。岩手県岩泉町での台風被害視察で職員におんぶされて水たまりを渡った務台俊介復興政務官(当時)は「長靴業界はだいぶもうかったんじゃないか」と述べ、事実上更迭された。
 人間としての品格を疑う自民党若手議員の不祥事も絶えない。不倫疑惑などを巡る週刊誌報道を受け、中川俊直衆院議員は経済産業政務官を辞任し、21日に自民党を離党した。過去には育休取得を宣言した後の不倫発覚、未公開株を巡る金銭トラブルなどの失態もあった。
 共同通信社が22、23日に実施した全国世論調査によると、閣僚の問題発言や政務官の不祥事が続いたことについて「緩みが出ていると思う」との回答が73.2%に上った。今村氏の失言で世論の風圧はさらに強まるだろう。
 首相は後任に吉野正芳氏(68)=福島5区=を起用。被災地選出のベテランを据えて幕引きを狙う意図が透ける。野党は今村氏を任命した首相の責任を厳しく問うべきだ。
 政治の甚だしい劣化は、取りも直さず復興の遅れに直結する。政権に横行する緩み、おごりを排除しなければ首相が言う「被災者の心に寄り添う復興」は空疎に終わる。被災者の失望は深まるだけだ。




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4月26日(水)のつぶやき

2017-04-27 01:06:29 | 花/美しいもの
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