みどりの一期一会

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塚田氏辞任 政権のおごり改まるか/[塚田副大臣辞任]国会は「忖度」の解明を/しだれ源平花桃

2019-04-07 20:37:14 | ほん/新聞/ニュース
きょうは統一地方選の前半、知事選や県議会議員選挙などの投票日。
午後8時から結果が出始めています。
こちらの県議選は無投票なので、「ポツンと一軒家」を見ています。

きょうは久しぶりのウオーキング。
鳥羽川の桜を写そうとデジカメの持参。
堤防のソメイヨシノは5分咲きくらいできれいでした。

帰ってから、咲き始めたしだれ源平花桃を写しました。
あいにく空が青くなくて暗い感じになってしまいました。
ということで、昨日の花たち。

白花にピンクの絞りが入る花が多いのですが、
そこに赤花も混じってきれいです。



咲き始めはちらほらでしたが、

一日でずいぶん花がふえました。
ここからは、今朝の花。







やっぱり青空に映える花がいいですね。

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後半は、統一選のことではなくて、
「忖度」発言で辞任した、自民党の塚田一郎大臣関連の社説です。

   (社説)塚田氏辞任 政権のおごり改まるか 
2019年4月6日 朝日新聞

 森友・加計問題などで、政権中枢への忖度(そんたく)が厳しく批判されているさなか、行政不信に拍車をかけた発言は許されるものではない。辞任は当然だ。
 本州と九州を新たに結ぶ道路をめぐり、安倍首相と麻生副総理の意向を忖度して予算をつけたと述べた自民党の塚田一郎・国土交通副大臣のことである。
 「国政の停滞を招くわけにはいかない」。塚田氏は辞任の理由をそう語った。政権・与党は国会審議や統一地方選への影響を最小限に抑えたいようだが、予算の背景に政治的な配慮があったとしたら見過ごせない。これで幕引きではなく、国民が納得できる説明が必要だ。
 首相の地元の山口県と麻生氏の地元の福岡県をつなぐ「下関北九州道路」は、1980年代後半にまとめられた全国の「海峡横断プロジェクト」6ルートの一つだ。福田康夫政権下の08年に凍結されたが、17年度に地元自治体と国による事業化調査が始まり、今年度から国直轄になった。6ルートのうち国が予算を出しているのはここだけだという。
 塚田氏は福岡県知事選の自民党推薦候補の集会で、自民党の吉田博美参院幹事長から「これは総理と副総理の地元の事業だ」と言われ、自らが忖度して国の直轄調査にしたと語った。
 発言が問題になった後、「大勢が集まる会だったので、我を忘れて、事実とは異なる発言をした」と釈明したが、にわかには信じがたい。吉田氏との面会には、国交省の幹部職員も同席した。当時の記録を公開し、実際にあったやりとりを明らかにすべきだ。
 16年3月に与党議員が国交相あてに提出した早期実現を求める要望書には、首相も名を連ねていた。首相は「知らなかった」というが、調査を復活した経緯は、その妥当性も含め、検証されねばならない。
 この間、塚田氏を罷免(ひめん)するどころか、かばい続けた首相の責任は重い。忖度の事実がなかったとしても、地元への利益誘導で選挙戦での支持を集めようとしたことになる。塚田氏は麻生氏の秘書を経て政界入りし、麻生派に属する。首相が盟友への配慮を優先したとしたなら、不見識のそしりは免れまい。
 麻生氏はいまだに公文書改ざんなどの責任をとらず、財務省トップの座に居座り続けている。首相はそのことを問題視する風もない。
 首相は塚田氏の辞任を受け、「一層気を引き締めて、国民の負託に応えていく」と記者団に語った。政権のおごりや緩み、政治責任を軽視する体質が本当に改まるのか、厳しく注視し続けねばならない。


 社説[塚田副大臣辞任]国会は「忖度」の解明を
2019年4月7日 沖縄タイムス

 安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元の道路整備を巡り、「私が忖度(そんたく)した」と発言した塚田一郎国土交通副大臣が辞任した。
 道路事業を管轄する現職副大臣が便宜を図ったと受け止められかねない「忖度」発言である。辞任は当然だ。
 発言は1日夜、北九州市で開かれた福岡県知事選の自民党推薦候補の応援集会で飛び出した。麻生氏が推す候補で、塚田氏は麻生派である。
 塚田氏は、財政難などから2008年に凍結された「下関北九州道路」の要請で副大臣室を訪れた吉田博美・自民参院幹事長とのやりとりをこう紹介した。
 吉田氏が「塚田、分かっているな。これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ。俺が何で来たか分かるか」と言い、塚田氏は「私は物わかりがいい。分かりました」と応じたという。
 塚田氏は「そりゃ総理とか副総理はそんなこと言えません。私は忖度しました」と明言し、行政の私物化につながりかねないことを自慢げに語ったのである。
 塚田氏は発言が批判されると翌日、「忖度」発言について「事実と異なるため撤回し、謝罪する」と文書で公表。その後の国会でも「(発言)翌日の報道で内容を思い起こし、事実と異なるという認識に至った」と撤回した。
 だが「忖度」発言を否定すれば、選挙向けの集票のために有権者にうそをついて、利益誘導するようなものである。いずれにしても政治家としてあるまじき行為だ。
    ■    ■
 塚田氏の発言は「安倍1強」下で、首相への「忖度」がはびこっている可能性をうかがわせるものである。
 辞任会見で塚田氏は「大きな会合で雰囲気にのまれ、事実と異なる発言をしてしまった」と釈明したが、とても信じられない。むしろ、塚田氏の発言は実名を挙げており、具体的で生々しい。一般的には実際にあったと受け止める人が多いのではないか。
 吉田氏も塚田氏が紹介した自身の発言を否定しているが、副大臣室を訪れたのは昨年12月20日。その後19年度予算に国の直轄調査費が計上された。塚田氏は応援集会で「新年度の予算で国直轄の調査計画に引き上げました」とはっきり言っている。
 行政の公正性がゆがめられることがなかったのかどうか、国会は事実関係を解明する必要がある。塚田氏は詳細な説明をしていない。辞任したからといって説明責任が消えるわけではないのである。
    ■    ■
 森友、加計学園問題で「忖度」が疑われる中、現職国交副大臣が「忖度」を自身の手柄のように語ること自体、政権内で問題を軽く受け止めている証しであろう。
 安倍首相は当初、塚田氏をかばい続け、野党が要求していた罷免を拒否。続投させる考えを示していた。
 塚田氏を事実上更迭したのは統一地方選前半の投開票が7日に迫り、与党内からも批判が出たためである。
 長期政権のおごりと緩みが出ているというほかない。安倍首相の任命責任も厳しく問われなければならない


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4月6日(土)のつぶやき

2019-04-07 01:58:48 | 花/美しいもの
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