みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「戦争」発言 言論の自由とは言わぬ/維新丸山議員 言語道断の「戦争」発言/白い花たち~ナンジャモナジャ(ヒトツバタゴ)、エゴノキ、オーニソガラム

2019-05-17 21:19:54 | 花/美しいもの
日本ミツバチの待ち箱の前の、
ナンジャモナジャ(ヒトツバタゴ)が満開になりました。

細い糸のような花が木全体をおおうと、
雪をかぶったようです。

左から二番目には、昨夜のうちに、
事務所の蜜蜂の巣箱を引越ししました。



エゴノキの花も満開です。

台風で木が傾いていたので、花が咲き始めた時に
ロープで引っ張ってまっすぐにしてもらいました。

下向きに咲く白い花にはマルハナバチが蜜を吸いに来ています。
  


白い花びらのオーニソガラム「アラビカム」。
球根で増えるユリ科の多年草です。。

中心の真っ黒な鳥の目のような子房との黒のコントラストがすてきです。

お昼前にどっさり届いた寺町畑のイチゴ。
雨が少なくて味がよいです。

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 社説:「戦争」発言 言論の自由とは言わぬ 
2019年5月17日 中日新聞

 開き直るのはやはりおかしい。北方領土を戦争で奪還する、と言って、日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員。言論の自由を持ち出して辞職しない意向を示したが、筋違いも甚だしい。
 国会議員として許し難い暴言を吐きながら、居直って職にとどまることは言語道断だが、そんな議員に国会が毅然(きぜん)と対応できないのなら、国権の最高機関としての存在意義が厳しく問われる。
 衆院では丸山氏に対する議員辞職勧告決議案提出の動きが出ているが、丸山氏は提出された場合は「こちらも相応の反論や弁明を行う」と表明。与野党合意で審議に入れば「この国の言論の自由が危ぶまれる話でもある」として、可決されても議員辞職しない考えを重ねて示した。
 北方領土奪還には「戦争をしないと、どうしようもなくないですか」との丸山氏の発言は、自衛目的以外の武力の行使を禁じた国際法上認められず、憲法九条の戦争放棄と、九九条の国会議員の憲法尊重、擁護義務にも反する。
 にもかかわらず「言論の自由」を持ち出して議員の地位に恋々とするとは何事か。自らの発言の重大性に気付かない時点で、国民の代表たり得ない。辞職勧告を待たず、自ら進退を決するべきだ。
 国会議員の不適切極まりない発言は丸山氏にとどまらない。
 四月だけでも塚田一郎元国土交通副大臣が道路整備を巡り「安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相への忖度(そんたく)」を公言、桜田義孝前五輪相も「復興以上に大事なのは高橋(比奈子衆院議員)さん」と発言し、いずれも辞任した。
 自民党は今夏の参院選を前に失言を防ぐための注意事項をまとめた文書を党内に配布した。それほどの議員の質の劣化には暗澹(あんたん)とするが、口をふさぐより、政治家としての考え方の方が問題だろう。
 政治指導者による言動の影響も見過ごすわけにはいかない。
 安倍首相はしばしば「悪夢のような民主党政権」と発言し、野党側から反発や批判を受けている。
 選挙に向けて自民党内の奮起を促す意図があるにせよ、政治権力の頂点に立つものが穏当を欠く言葉を使い続ければ、それが当たり前となり、政治を巡る言論空間が荒れるのは当然だ。
 政治は言葉を駆使して理念や政策を実現する「可能性の芸術」でもある。「言論の自由」を持ち出せば、何でも許されるわけではない。言葉選びは、慎重の上にも慎重を期すべきは当然である。


  (社説)維新丸山議員 言語道断の「戦争」発言 
2019年5月15日 朝日新聞

 領土問題の戦争による解決を肯定するかのような言動は、平和国家・日本の国会議員として失格である。速やかに議員を辞職すべきだ。

 北方領土へのビザなし交流の訪問団に、「顧問」として同行した日本維新の会の丸山穂高衆院議員である。

 丸山氏は11日夜、国後島の宿泊施設での懇談の場で、元島民の団長に対し、いきなり「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と切り出した。「戦争するべきではない」と否定されると、「戦争しないとどうしようもなくないですか」とたたみかけた。

 丸山氏は酒に酔っていた。東京に戻った後、「誤解を与える不適切な発言」として、謝罪・撤回をしたが、「不適切」というレベルを超えた問題発言であり、酒の上でのことと見過ごすわけにはいかない。

 憲法9条は国際紛争を解決する手段としては、戦争を放棄するとしている。北方領土を武力で取り戻すという選択肢は、そもそも日本の国是に反する。

 しかも、1992年に始まったビザなし交流は、領土問題の解決に向け、元島民らと北方四島に住むロシア人との交流を通じて両国の信頼関係を構築するための事業だ。そのような場で、戦争による問題解決に言及するのは非常識極まりない。

 丸山氏はルールに反して、夜間に外出しようともした。この交流事業は、日ロ双方の法的立場を損なわないよう、微妙な取り決めのうえに成り立っている。言動には細心の注意が必要なのに、顧問である議員自ら規律を乱すなどもってのほかだ。

 90歳近い元島民の団長は、からむように質問を続ける丸山氏に対し、「戦争はすべきではない」と何度も繰り返した。戦争によって故郷を奪われた悲痛な体験を踏まえた見識である。戦後生まれの35歳の丸山氏と、なんと対照的なことか。

 丸山氏はきのう日本維新の会に離党届を提出したが、党は受理せず、除名処分とした。党代表の松井一郎・大阪市長は「国会議員として一線を越えた発言だ」と批判し、自ら議員を辞職するよう促した。

 丸山氏は15年末、東京都内で飲酒した際、トラブル相手の男性の手をかみ、警察沙汰となったことがある。党から厳重注意を受け、議員在職中の禁酒を誓ったが、17年の総選挙後に「解禁」していたのだという。

 政治家としての見識を欠き、自らを律することもできないのでは、国会議員の資格がないと言わざるを得ない。本人は無所属で活動を続ける意向を示した。となれば、衆院として辞職勧告を検討すべきではないか。 


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