みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

文科相発言 異論排除を助長するな/やじ排除発言「表現の自由」の曲解だ/「喘息の薬」治療の主役は吸入ステロイド薬

2019-08-31 21:34:21 | ほん/新聞/ニュース
朝一で岐阜市のかかりつけ医に行ってきました。
やはりぜんそくということで、
吸入ステロイド薬が処方されました。
昨年の10月に使った吸入ステロイドと気管支拡張薬が、
あわせてある配合タイプですが、前とは吸入方法が少し違います。

シムビコートタービュヘイラー60吸入の基本情報
薬局で吸入の仕方の説明がありました。
毎日朝2吸入、夜2吸入が基本で、
発作時に追加で使うこともできます。
いままで飲んでいたフスコデとムコダインはいらないとのことで、
使うのはこの吸入薬だけ。
ステロイドは避けてきたのですが、とてもよく効くので、
まずは、いまの状況を解決することが先決です。
  「喘息の薬」 発作を予防するための薬 

治療の主役は吸入ステロイド薬
喘息治療は気道炎症と気道狭窄(せまくなっていること)をおもにターゲットとしています。
中でも喘息の本態である炎症に対する治療が中心で、強力な抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬が基本となっています。その他に、気管支を広げる長時間作用性β2刺激薬やテオフィリン徐放薬、アレルギー反応を抑える抗アレルギー薬などがあり、状態に応じて吸入ステロイド薬と併用します。

【長期管理薬】
・吸入ステロイド薬
吸入ステロイド薬は強い抗炎症作用があり、喘息治療に欠かせません。
この薬は、ゆっくり、じわじわと効いてくるので効果が出始めるまでに3日~1週間ほどかかり、やめると効果がなくなってしまうので長期間、毎日続ける必要があります。
ステロイドというと副作用を心配する方も多いですが、吸入薬なので気道に直接とどき、内服薬と比べて用いる量が非常に少なくてすみ(約100分の1)、全身への作用が少ない薬剤です。ただし、吸入後は口の中に残った薬を洗い流すためうがいが必要です。

・長時間作用性β2刺激薬
β2刺激薬は気管支を拡張する薬です。効果が速く出る短時間作用性のものは発作治療薬として使われますが、効果が長く続く長時間作用性のものは長期管理薬として毎日使用します。長時間作用性β2刺激薬は吸入薬、内服薬、貼り薬があり、吸入ステロイド薬と一緒に使用します。動悸や手のふるえなどの症状が現れる場合があります。このような症状が出たら主治医に相談しましょう。

・吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬配合剤
吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬が一緒に配合されている吸入薬です。気道の炎症をおさえる効果と、せまくなっている気道を広げる効果が同時に得られます。別々に吸入するより効果が高くなることが分かっています。
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夕ご飯は、コストコのアトランティックサーモンとお豆腐。
サーモンはパートナー、豆腐はわたし用。
まだ食べやすいものだけを食べています。

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後半は、埼玉県知事選での街頭演説にヤジを飛ばしたひとが
警察に排除された問題に関しての社説です。

 社説:文科相発言 異論排除を助長するな
2019年8月29日 朝日新聞

 ヤジを飛ばした市民の排除を是認するかのような閣僚の発言は、警察の行き過ぎた実力行使を助長しかねない。到底見過ごすわけにはいかない。

 先日の埼玉県知事選で、応援演説に立った柴山昌彦文部科学相に対し、大学入試改革への反対を訴えた大学生が警官に取り囲まれ、現場から遠ざけられるという事態が発生した。

 柴山氏は一昨日の記者会見で「表現の自由は最大限保障されなければいけない」と述べる一方、演説を聴きたいという聴衆の権利に触れ、「大声を出すことは権利として保障されているとは言えないのではないか」との考えを示した。警察の取り締まりにお墨付きを与えるものと言わざるを得ない。

 政治家による街頭演説は、支持者だけではなく、さまざまな考えを持った幅広い聴衆に向けられるものだ。ヤジも意思表示のひとつの方法であり、これが力ずくで排除されるようになれば、市民は街頭で自由に声を上げることができなくなる。その危うさに、柴山氏は思いが至らないのだろうか。

 大学生が抗議した入試改革は、実施が目前に迫るなか、英語の民間試験導入の全体像が固まらないなど、受験生や保護者らの間に不安が広がっている。「柴山やめろ」「民間試験撤廃」と訴えて排除されたが、柴山氏が懸念する演説妨害にあたるとはとても思えない。

 柴山氏は、「抗議の声をあげる権利は保障されている」とネット上で指摘されると、「大集団になるまで警察は黙ってみていろと?」などとツイッターで反論した。教育行政の責任者としてまずなすべきは、批判に謙虚に耳を傾け、政策に生かすことではないのか。

 先の参院選では、安倍首相の街頭演説でヤジを飛ばした聴衆が排除される事例が相次いだ。

 札幌市では、「安倍やめろ」などと連呼した男性と「増税反対」と叫んだ女性が、それぞれ警官に取り囲まれ、離れた場所に移動させられた。大津市でも、首相にヤジを飛ばした男性が遠ざけられた。

 一連の対応について、政府は「警察の活動は不偏不党、公正中立を旨として行われるべきだ」(菅官房長官)と原則論を繰り返すだけだ。北海道では鈴木直道知事が、警官の行動の法的根拠など事実関係の公表を道警に要請したが、「確認中」などとして明確な説明はなされていない。

 強引な国会運営や説明責任の軽視など、異論を受け止める寛容さを欠く安倍政権の体質が影響してはいないか。そんな危惧を抱かせる柴山氏の今回の発言である。
 


  社説:やじ排除発言 「表現の自由」の曲解だ
2019年8月30日 中日新聞

 選挙の街頭演説にやじを飛ばした人がまた、警察に取り押さえられた。柴山昌彦文部科学相は、やじは「権利として保障されていない」というが、「表現の自由」を理解していないのではないか。
 選挙の街頭演説を、私たち聴衆はひと言も発せず、黙って聞け、ということなのか。
 埼玉県知事選の投開票前日、二十四日夜の出来事である。JR大宮駅近くで自民、公明両党推薦候補の応援演説をしていた柴山氏に対し、「柴山辞めろ」とか大学入試共通テストの「民間試験撤廃」などとやじを飛ばした男性が、埼玉県警の警察官数人に囲まれ、遠ざけられた。
 柴山氏は二十七日、閣議後会見で「表現の自由は最大限保障されなければならないが、集まった人たちは候補者や応援弁士の発言を聞きたいと思って来ている。大声を出したりすることは、権利として保障されているとは言えないのではないか」と県警の行為を擁護したが、「表現の自由」を曲げて解釈しているのではないか。
 もちろん政治活動の自由は最大限尊重されるべきで、公職選挙法は選挙演説の妨害を禁じている。
 しかし、駅前という開かれた場での選挙活動である。そこに集まった人たちには政権の支持者もそうでない人たちもいて当然だ。そうした場でも、政策への賛否を言い表すことは許されないのか。
 埼玉の事例は、やじで演説が続行できなくなるような悪質な行為に当たるとはとても思えない。もし選挙妨害に当たらない段階で、公権力がやじを強制排除したのなら、明らかに行き過ぎだ。
 柴山氏が政治家として語るべきは、警察の介入を正当化することではなく、警察の公権力行使が表現の自由を侵しかねないことへの懸念ではなかったのか。
 七月の参院選でも、札幌市で行われた安倍晋三首相の街頭演説でやじを飛ばした男女が北海道警の警察官らに相次いで排除された。道警は「現場でのトラブル防止の観点から措置を講じた」とするだけで、詳しい説明はしていない。
 政権に異を唱える発言が、トラブル防止を名目に警察に排除される。公権力を行使する立場にある政治家は、表現の自由を尊重すると言うものの、実際に侵されても放置する。こんなことが安倍「長期」政権で続く。
 その背景に、批判や異論に耳を傾けようとしない不寛容な政権の体質があるとしたら、構造的問題であり、根が深い。 


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