みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

国も着目、教育効果 そろばん(三浦耕喜)/ウンナンオウバイ(雲南黄梅)・山吹・カロライナジャスミン/黄色の花たち

2018-04-15 21:03:07 | ほん/新聞/ニュース
ピンクの桜や桃が散り始めると、
ひときわあざやかな黄色の花たちが咲き始めます。

下の道に黄色の滝のように流れる
ウンナンオウバイ(雲南黄梅)の花。


  




ウンナンオウバイの
お隣りに咲く山吹。
遠くからは雲南黄梅と見分けがつかないのですが、
近づくと、花の形が少し違います。
  
すぐ横には白花山吹もあるのですが、まだ咲いていないようです。

玄関の右手にはカロライナジャスミン。

上品な芳香がします。
  
秋には紅葉がうつくしいニシキギ。

目立たない小さな小花が咲いています。

モチノキの花も満開。


  
キブシの花。

クスノキの新緑

アジサイ

小梅

新緑もきれいです。

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今朝、NHKを見ていたら、
中日新聞生活部の三浦耕喜さんのことを詳しく紹介していました。

「わけあり記者」の三浦さんの記事は、
当事者目線であたたかく、楽しみに読んでいます。

ちょうど一昨日の「国も着目、教育効果 そろばん」の記事が
三浦さんの署名記事なので、紹介させていただきます。

  国も着目、教育効果 そろばん
2018年4月13日 中日新聞

 昔から子どもが身に付けるべき学力として言われてきた「読み、書き、そろばん」。しかし、電卓やIT(情報技術)の普及で「そろばん」は押され気味。だが、教育の現場では必ずしもさにあらず。昨年3月に改定された文部科学省の学習指導要領に記す「そろばん」の記述は、改定前より充実している。その理由を探ろうと、近年、急成長をとげているというそろばん塾を訪ねた。
 「願いましては…」「三を引けない時は…」「よくできたね!」。東京都中央区のビルの一室。そろばん教室「いしど式・石戸珠算学園」(本部・千葉県白井市)の「東日本橋教室」に入ると、二十人ほどの子どもたちが指導を受けていた。常に三~四人の指導員が子どもたちを見て回る。分からない子はまっすぐ手を挙げ、すぐにアドバイスを受けていた。
 幼稚園児もいて、総じてにぎやかだ。記者も小学生の時にそろばん塾に通ったが、しーんとした中で玉をはじく音だけが響いていたのとは隔世の感だ。
 「子どものやる気を引き出すには、とにかく楽しく親しんでもらわないと」と言うのは、指導に当たる直営事業部主任の大久保茜さん(27)だ。
 本当に楽しい? 同区から通う小学三年の青山瑞歩君(8つ)は「教室に入った時は幼稚園に通っていたので、算数も分からなかったけど、計算が合った時にすごく気持ち良かった。そろばん以外の力も付く。自信が出るので、他の授業でもどんどん発表するよ」。
 なんともハキハキした答え。聞けば珠算五段、日本珠算協会の大会で、読み上げ算日本一になったという。その腕前にあやかろうと、思わず握手を求めた。
 東京都千代田区の中学一年、高橋杏美さん(12)は「楽しくやっているうちに、玉をはじく音が好きになった。他の教科でも集中力が付いたけれど、特に算数や数学は計算が速くなった」。三桁同士の掛け算もそろばんでこなす。
 「今やそろばんは単なる『計算の道具』ではありません。子どもたちの能力を開く重要なツールです」。そう言うのは、いしど式の運営会社「イシド」の沼田紀代美代表(48)だ。「なぜなら、そろばんは『やればできる』と自分を肯定する気持ちをもたらしてくれるからです」と言う。
 実際、脳科学では、指を動かすことと脳の発達は強く関係していることが分かってきた。そろばんは目で見て頭で考え、指先を素早く動かして答えを求める。だから「そろばんで身に付くのは『計算力』だけではありません。集中力や記憶力、判断力など総合的な力が身に付きます」と沼田代表。青山君や高橋さんはそれを実感しているわけだ。
 国もその効果に着目。小学校の旧学習指導要領では、三・四年生で「簡単な足し算、引き算ができる」としていたが、昨年三月に改定された新要領では「思考力、判断力、表現力等を身に付けること」として「そろばんの仕組みに着目し、大きな数や小数の計算の仕方を考えること」と、考える力を養うツールとして活用する方向に軸足を移した。文科省の担当者は「子どもの教育にとって、そろばんは今もなお効果的との考えを表している」と言う。
 一九八〇年代には一万三千カ所を超えたそろばん塾は、現在は半分以下に。だが、沼田代表は言う。「そろばんは子どもの成長意欲を後押しする。子どもたちの『心を育む道具』と言えるのです」
 (三浦耕喜) 


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4月14日(土)のつぶやき

2018-04-15 02:02:48 | 花/美しいもの
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性教育 生徒を守るためにこそ/財務次官のセクハラ疑惑 自ら動かない政権の鈍さ/新潮が音声データを公開

2018-04-14 17:54:37 | ほん/新聞/ニュース

「なばなの里」チューリップまつりの会場の奥には、
夜にライトを点灯するイルミネーションの設備があります。

昼間のイルミネーション。

幻想的なイルミネーションの仕組みがよくわかります。

「光のトンネル「」では、LEDランプの取り換えと点検をしていました。。

梅や桜は終わったけれど、遅咲きのシダレサクラや、
園内の花木の花が残っていました。

キクモモ

リキュウバイ

ベニバナトキワマンサク

八重さくら


    
帰りに寄った、「花ひろば」の原種キンリョウヘン。
大鉢でいまにも咲きそうな花茎が10本立っていて4,980円。

買いたい衝動にかられましたが、
家のキンリョウヘンが開花するのを待ちましょう。

庭の八重しだれ桜もまだ咲いています。。



桜の季節は、もうすぐ終わりです。


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後半は、
朝日新聞の社説「性教育 生徒を守るためにこそ」と、
朝日新聞の社説「財務次官のセクハラ疑惑 自ら動かない政権の鈍さ」を紹介します。

  社説:性教育 生徒を守るためにこそ  
2018年4月14日 朝日新聞

 現実をふまえない現場介入はやめるべきだ。
 東京都足立区の中学校が3月に、当時の3年生に性教育の授業をした。「産み育てられる状況になるまで性交を避けて」と説く趣旨だった。ところが一人の都議がこれを問題視して議会で質問し、都教育委員会が区教委を指導する事態になった。
 学習指導要領にない「性交」「避妊」などの語句を使ったのは不適切だ。性交を助長する可能性があり、発達段階にふさわしくない――との理由だ。
 的外れと言うほかない。
 高校生になると人工妊娠中絶の件数がはね上がることは、厚生労働省の統計から明らかだ。16~49歳を対象とした日本家族計画協会の意識調査では、「避妊法は15歳までに知るべきだ」と考える人が7割に及ぶ。卒業を控えた3月は、避妊の重要さを教える適切な時期だ。
 東京都と足立区だけの問題ではない。性教育のあり方を改めて考える機会にすべきだ。
 たしかに中学の指導要領は性交を扱っていない。ところが、性感染症の防止にコンドームが有効なことは教えよと解説に書く。言葉を使わずに、どうやって理解させろというのか。
 多くの国では義務教育の期間中に、もっと具体的に、わかりやすく教えている。オブラートに包んでいては、未成年の妊娠リスクの重さは伝わらない。
 全国の公立高で妊娠・出産を理由とする自主退学が15~16年度に674件あったことが、先ごろ報道された。うち32件は学校側の勧告によるという。
 出産しても通学を続けられる環境を整えるのが教委と学校の務めであり、退学勧告が理不尽なのは言うまでもない。
 同時に、早すぎる妊娠・出産が学業や進路の選択を狭め、貧困に陥る危険を高めることは、きちんと教えねばならない。自分を大切にするために、性に関する知識は欠かせない。
 今回と似た事例が15年前にもあった。同じ都議らが旧都立七生(ななお)養護学校の性教育を非難し、都教委は教諭らを「指導要領に反した」と厳重注意した。
 その当否が争われた裁判で、東京高裁は都議や都教委の行動の一部を違法と判断。性教育一般についても、生徒らの意識や社会状況を踏まえ「従来に比べてより早期に、より具体的に指導することが要請される」との考えに理解を示している。
 ネットで簡単に雑多な情報が手に入る時代だ。誤った、ゆがんだ知識から子どもたちを守るために、学校で正確な知識を授ける。それが大人の責務だ。


 社説:財務次官のセクハラ疑惑 自ら動かない政権の鈍さ
毎日新聞 2018年4月14日

 安倍政権が掲げる「すべての女性が輝く社会づくり」に、泥を塗るような疑惑ではないか。

 財務省の福田淳一事務次官が女性記者にセクハラ発言を繰り返していたと、週刊新潮が報じた。森友問題に関し質問する記者に、「浮気しよう」「触っていい?」などと露骨な性的表現を度々使ったという。被害者は複数いるとも伝えられる。
 事実なら深刻だ。折しも「働き方改革」が優先政策になっている。働く人が能力を発揮できるよう取り組むべき幹部のセクハラ疑惑なのだ。
 にもかかわらず麻生太郎財務相は、事実関係を調査することなく、本人からの簡単な報告だけをもとに口頭注意で済ませようとしている。安倍晋三首相も事態を重く受け止めているようには見えない。
 女性の尊厳に関わる問題である。主体的に解決しようという熱意が伝わらなければ、セクハラに寛容な政権と受け取られても仕方ない。
 麻生氏の国会での答弁によると、福田氏は「私的な立場でいろいろな相手と会話し、一つ一つのやりとりは定かではない」と釈明したという。果たしてそうだろうか。
 記者が福田氏と会って話すのは、それが仕事だからだ。政治家を除けば省内で最高位の事務次官に取材するのは私的なやりとりではない。
 麻生氏は記者会見で「(週刊誌の記事には)いつ、誰がということを一切書いていないし、合成して作っている可能性も十分にあり得る」と疑問を投げかけた。しかし、だからこそ、徹底した調査が必要なのではないか。麻生氏は一方で、「(報道が)事実ならセクハラという意味でアウト」とも述べているのである。
 昨年は、女性がセクハラ被害を実名で告発する「#MeToo(私も被害者)」が世界的な現象となった。ところが日本ではなかなか広がらない。勇気を振り絞って被害を名乗り出ても、加害者は無傷ですり抜け、女性だけが不名誉な目にあったり、不合理な報復を受けたりする。そんな不安が拭えないからだろう。
 首相と麻生氏は速やかに、厳格な実態調査を指揮すべきだ。被害者が発言しやすくなるような環境作りは当然である。実態把握すらしない政権に、「女性活躍」や「働き方改革」を語る資格はない。  


  財務次官のセクハラ発言? 新潮が音声データを公開
2018年4月13日 朝日新聞

 財務省の福田淳一事務次官が女性記者にセクハラ発言を繰り返したと週刊新潮が報じた問題で、麻生太郎財務相は13日、「事実なら、それはセクハラという意味ではアウト」と述べる一方、処分については改めて否定した。週刊新潮はこの日、福田氏の発言とする音声データをネット上に公開。野党は早急に福田氏を更迭するよう求めた。
次官セクハラ報道「事実ならアウト」麻生氏、処分は否定
 麻生氏は午前の閣議後会見で「あの種の話は今の時代、明らかにセクハラと言われる対象」と認め、「慎重さを欠いており、厳重注意した」と強調した。しかし、「内容がどの程度、事実かどうかわからない」「本人の長い間の実績等々を踏まえれば、能力に欠けるとは判断していない」として、福田氏を処分しない考えを改めて示した。
 だが、週刊新潮は午後になって、福田氏が飲食店で30代の女性記者に「胸触っていい?」「予算が通ったら浮気するか」「抱きしめていい?」などと話したとする音声データを公開した。上野賢一郎・財務副大臣はこの日の衆院厚労委員会で「音源を確認し、しかるべき対応をさせていただきたい」と述べた。
 野党の女性国会議員はこの日、同省を訪れ、事実関係の調査と福田氏の更迭を申し入れた。申し入れには立憲民主、希望、民進、共産、自由、社民各党と無所属の計11人が参加。連名の申入書を上野副大臣に手渡したが、上野氏は「大臣に報告する」と述べるにとどまった。
 一方、この日の厚労委では、厚生労働省の福田祐典健康局長が女性職員にセクハラが疑われるメールを複数回送ったことについて「大変お騒がせし、まことに申しわけございませんでした」と謝罪。「深く反省するとともに、省内の調査には協力する」と話した。この問題をめぐり、福田健康局長は12日、蒲原基道事務次官から口頭注意を受けていた。 


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4月13日(金)のつぶやき

2018-04-14 02:03:19 | 花/美しいもの
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咲いた、咲いた!見わたす限りのチューリップづくし@なばなの里・ナガシマ

2018-04-13 21:58:50 | 花/美しいもの
三重県桑名市の「なばなの里」に行ってきました。

お目当ては「チューリップまつり」。

 なばなの里 
いままで見たなかで、ピカイチのうつくしさでした。
よけいな言葉はなしで、感動をおすそ分け。
  

  

  









  





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4月12日(木)のつぶやき

2018-04-13 02:02:44 | 花/美しいもの
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加計と森友 はぐらかし、いつまで/加計文書に「コメントせず」 首相答弁は、やはり苦しい/森友・加計審議 うそはどっちか白黒を

2018-04-12 22:39:41 | ほん/新聞/ニュース
ちょっと留守にしていて、出先から昨日のブログを見たら、
アップ都たはずの新聞記事が消えていました。
戻ってから中日新聞の社説だけアップし直して、
朝日新聞の社説は今日のブログにして、
毎日新聞の社説も紹介します。

テーマは、言わずと知れた「加計と森友」問題。

 社説:「首相案件」 加計ありきの疑念再び
2018年4月11日 朝日新聞

  今度こそ、国会で徹底的に事実を解明しなければならない。
 国家戦略特区の制度を使った加計学園による獣医学部新設をめぐり、新たな文書が明らかになった。安倍首相の秘書官をしていた柳瀬唯夫氏の発言として「本件は、首相案件」と明記されていた。
 15年4月に地元愛媛県や今治市の職員、それに学園関係者が首相官邸を訪問しており、その際、職員が報告用につくった備忘録だと県知事が認めた。
 県と市が特区申請をする2カ月前のことだ。学部新設に反対していた獣医師会への対処などのアドバイスも書かれている。
 秘書官は首相の名代として、各省庁との調整役も務める側近だ。そのキーパーソンが、特定の事業のために時間をさき、懇切丁寧に実現への手ほどきをしていたことになる。
 さらに文書には、柳瀬氏に先立って面会した内閣府の幹部からも「要請の内容は総理官邸から聞いて(いる)」「国家戦略特区の手法を使って突破口を開きたい」と言われた、との記載もある。事実なら厚遇ぶりは明らかで、政権全体で後押ししていたと見るのが自然だ。
 柳瀬氏は昨年夏の国会で「会った記憶がない」をくり返し、きのうも「この案件が首相案件になっているといった具体的な話をすることはあり得ない」とのコメントを発表した。
 では、愛媛県の職員はウソを書いたというのか。間違っているのは記録か、記憶か。関係するすべての人を国会に呼んで、話を聞かねばなるまい。
 この問題が重要なのは、これまで政権がしてきた説明の信用性に大きくかかわるからだ。
 昨年6月、文部科学省で「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと書いた文書が見つかり、首相の盟友が学園の理事長をしているので特別扱いをしたのではないか、との疑いがもちあがった。
 政権側は、特区構想全般を推進するのが首相の意向で、「加計ありき」ではないと反論。首相自身も、学園が事業者に正式に決まる昨年1月まで、特区に手をあげていることすら知らなかったと国会で答弁した。
 秘書官がその1年半以上も前に「首相案件」と認識し、助言までしたとすれば、首相らの主張には大きな疑問符がつく。
 森友問題しかり、PKO日報問題しかり。主権者である国民に対する政府の説明が根底から覆り、統治能力を疑わざるを得ない出来事が相次ぐ。
 これ以上、この国の民主主義を壊してはならない。


 愛媛県の文書に「首相案件」 加計開学で決着ではない 
2018年4月11日 毎日新聞

 学校法人「加計学園」の獣医学部が今月開学し、学部新設をめぐる一連の問題に幕引きを図ろうとしてきた安倍政権側の思惑は外れた。

 2015年4月に愛媛県と今治市の職員と学園幹部が首相官邸を訪れた際の「備忘録」の存在が報じられ、中村時広・愛媛県知事が認めた。今治市が国家戦略特区への指定を申請する2カ月前のものだ。
 この文書によると、面会当時の柳瀬唯夫首相秘書官(現・経済産業審議官)が「本件は、首相案件」だとして国家戦略特区での実現を強く勧めたことになっている。
 面会自体を否定してきた政権側の言い分と真っ向から食い違う。柳瀬氏は「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」とのコメントを出したが、根拠を示さずに記憶だけで文書の記録を否定しても説得力はない。
 加計学園の獣医学部新設をめぐっては、許認可権限を持つ文部科学省に「首相官邸から圧力がかかり、行政がゆがめられた」と前川喜平前文科事務次官が批判している。「総理のご意向」だとする内閣府職員の発言も文科省の文書に残されていた。
 その背景には、安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ学園理事長との関係がある。県の文書には、首相と理事長が会食した際に学部新設が話題に上ったことを示す記述もあった。
 ところが、政権側は前川氏の主張を全面否定し、安倍首相は加計学園が特区の対象事業者になっていることを認定当日の昨年1月20日まで知らなかったと国会で答弁している。
 悲願の獣医学部誘致に「加計ありき」で取り組んできたのは愛媛県であり、首相の知らないところで県・市側の努力によって実現したというのが政権側の説明だ。
 県の文書の内容はこの説明と大きく矛盾している。
 文書によれば、柳瀬氏の方から「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」だとけしかけたとされる。これが事実なら、むしろ積極的なのは国側であり、特区認定も国主導だったことになる。
 衆院予算委員会ではきょう首相の出席する集中審議が行われる。言った、言わないの水掛け論ではもう済まされない。徹底究明が必要だ。


後半は、きょうの3紙の社説です。
毎日、次々とウソが明らかになっています。

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  社説:加計と森友 はぐらかし、いつまで
2018年4月12日 朝日新聞

 森友学園をめぐる財務省の決裁文書の改ざん、「首相案件」という文書が見つかった加計学園の獣医学部新設、そして防衛省・自衛隊の日報隠し――。
 行政の信頼を根底から揺るがす事実が次々と明るみに出る中、きのう衆院予算委員会で集中審議が行われた。
 森友・加計問題では、自身や妻の昭恵氏の関わりも指摘されている。行政のトップである安倍首相の説明責任が問われる重大局面だ。
 しかし、首相は野党の質問に正面から答えず、紋切り型の答弁に終始した。これでは、国民の信頼回復など到底おぼつかない。
 とりわけ注目されたのが、審議直前に明らかになった加計問題をめぐる愛媛県の文書に対する見解だ。
 県の職員や学園関係者らが2015年4月に面会した柳瀬唯夫首相秘書官(当時)の発言を記録したもので、「本件は、首相案件」と記されていた。
 首相は県作成の文書を「国がコメントする立場にない」と評価を避ける一方で、面会の事実自体を否定する柳瀬氏を「信頼している」とも述べた。
 論理的には、県か柳瀬氏のいずれかがウソをついていることになる。だが、首相は学部新設までのプロセスは適正で、自らが指示したことはないという答弁を繰り返し、疑問に向き合おうとはしなかった。
 県の文書には、15年4月以前に首相と加計孝太郎理事長が会食し、獣医学部の問題を話題にしたととれる記述もあった。事実なら、学園の計画を知ったのは、学園が特区の事業者に決まった17年1月20日だとしてきた首相の国会答弁が覆る。
 首相は否定したが、加計氏と親密な関係にありながら、正式決定まで知らなかったという説明は、もともと腑(ふ)に落ちるものではなかった。この日の答弁で誰が納得できようか。
 森友問題では、地中のごみ撤去をめぐり、財務省が学園側に口裏合わせを求めた問題が取り上げられたが、誰がどんな判断で指示したのか、核心に触れる説明はなかった。
 真相解明に後ろ向きな政権の姿勢が、事態の混迷を招いていると言わざるを得ない。
 通常国会の会期はあと2カ月余り。柳瀬、加計両氏ら、関係者の証人喚問などを通じ、立法府は行政監視の使命を果たさなければいけない。政権も真相解明に全力をあげる責務がある。
 はぐらかしは、もう許されない。行政府のみならず、首相自身の信任が問われている。 


 社説:加計文書に「コメントせず」 首相答弁は、やはり苦しい
2018年4月12日 毎日新聞

 求められているのは基礎的な事実の確定である。首相秘書官が愛媛県の担当者らと面会したのか、しなかったのか。見解の相違で済ますわけにはいかない。

 加計学園の獣医学部新設をめぐる愛媛県の文書について、安倍晋三首相はきのうの衆院予算委員会で「国としてコメントする立場にない」との答弁を繰り返した。
 県の文書には、2015年4月2日に県と今治市の職員、学園幹部が首相官邸を訪れ、当時の柳瀬唯夫首相秘書官(現・経済産業審議官)が「首相案件」と述べたとある。
 柳瀬氏は「記憶の限り」で面会を否定するコメントを出したが、首相は「柳瀬元秘書官の発言を信頼している」との答弁にとどめた。
 一般に裁判では、記憶に基づく証言より文書記録の方が証拠能力が高いとされる。県側が記録に残した面会の事実が「なかった」と言うなら、政権側はその根拠を示すべきだ。
 この問題では、首相と学園理事長が友人であることを理由に政権側が便宜を図った疑いがもたれている。今治市が国家戦略特区に申請する2カ月前にこの面会があったかどうかは問題の核心部分である。
 愛媛県が「加計ありき」で長年、獣医学部の誘致に取り組んできたと加戸守行前知事が発言したとき、首相はそれを積極的に引用し、首相の関与を疑うメディアへの攻撃材料にも使った。自分に不利な文書にはコメントもしないというのは、ご都合主義ではないか。
 野党の質問に正面から答えず、聞かれていないことを長々と話し続ける「はぐらかし答弁」も目立った。県の文書と柳瀬氏のどちらがうそをついているのかと問われると、国の公文書管理の話にすり替えた。
 県の文書の真偽をうやむやにして切り抜けようとする首相の答弁はいかにも苦しい。
 いくら記録文書が見つかっても、言った、言わないの水掛け論で終わる状況が1年近く続いている。今回もそうなるなら、国民の政治不信に拍車がかかるだろう。
 自民党の二階俊博幹事長は「うんざりしている」と語った。与党も含め国会全体に危機感が広がっている。柳瀬氏や学園理事長らの証人喚問を行い、真相究明を急ぐべきだ。  



 社説:森友・加計審議 うそはどっちか白黒を
2018年4月12日 中日新聞
 
 加計学園と森友学園の問題で国会は集中審議した。「首相案件」と記載された愛媛県職員作成の元首相秘書官との面会記録。安倍晋三首相は「コメントを控える」と述べた。国民は到底納得しまい。
 愛媛県と今治市、加計学園の幹部が二〇一五年四月二日、当時の柳瀬唯夫首相秘書官らと面会。場所は首相官邸。時間は午後三時から。県職員は柳瀬氏の発言を備忘録として記録していた。
 「本件は、首相案件」「内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」「現在、国家戦略特区の方が勢いがある」「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」…。
 細かい指示とも受け取れる発言がいくつもいくつも並ぶ。柳瀬氏は「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方に会ったことはない」とコメントを発表している。だが、愛媛県知事はこの文書が県職員が報告の備忘録として作成したものだと認めた。真実性についても「職員が文書をいじる必然性はまったくない。全面的に信頼している」と述べた。
 どちらかが、うそをついている。安倍首相のコメントしないという姿勢は、誠実ではない。逆に正直にコメントすれば「本件は首相案件」という言葉につながるからではないのか。
 安倍首相は加計学園の獣医学部新設での認可プロセスは適正だったとの見解を強調した。加計孝太郎理事長から「相談や依頼があったことは一切ない」などと。新設計画を把握した時期は一七年一月としてきたが、新たに判明した文書では一五年四月以前という疑いも浮かぶ。疑惑は深まる。
 白か黒か、真実がどちらか不明な場合だ。しかもこの一年、国民を巻き込んで大きなスキャンダルとなっていた。柳瀬氏や加計氏らの証人喚問をすべきである。
 森友学園の問題をめぐっては驚くべき答弁もあった。約八億円の値引きをめぐり、安倍首相は「適正か適正でないか、決め付けるわけにいかない」と答えた。昨年の国会では政権・政府側はずっと「適正」を前提に答弁してきたのではなかったのか。
 財務省が森友学園側、近畿財務局と「トラック何千台も走った気がする」などと口裏合わせを図ったことが発覚した。八億円値引きにはからくりがある。こちらも疑惑の根は深い。国民はからくりの全容解明を望んでいる。



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4月11日(水)のつぶやき

2018-04-12 02:03:15 | 花/美しいもの
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内閣府が助言 「加計ありき」より濃く/赤茎ホウレンソウのソテー、短形自然薯とキャベツのお好み焼き

2018-04-11 17:16:39 | ほん/新聞/ニュース
春の畑は、冬野菜から夏野菜に移行する端境期なので、
野菜が少なくなるのですが、今年は葉物野菜をハウスで栽培しているので、
おいしい野菜が食べられます。
このところ毎回届くのが、赤茎ホウレンソウ。

あくが少ないのでサラダ用に生でも食べられますが、
ちょっと大きくなったものは、さっと火を通します。

ベーコンとニンニクコショウでそソテーしましょう。
  
とれはじめたアスパラガスも毎日食べています。



朝食は、短形自然薯とキャベツのお好み焼き。

小麦粉は入れてないので、
材料の自然薯・キャベツ・卵は、すへて自家製です。
ふわふわでおいしいのは言うまでもないのですが、
ぜいたくなお好み焼きですね(笑)。

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今朝届いた朝刊各紙の社説。
やっばり!「首相案件」加計学園問題が再燃しています。


  社説:内閣府が助言 「加計ありき」より濃く
2018年4月11日 中日新聞

 加計学園の獣医学部新設をめぐり、内閣府幹部が自ら学園側に「国家戦略特区の手法を使いたい」と提案していたのは「加計ありき」を如実に物語るものだ。「優遇」疑惑は一段と深まった。
 このような出来レースまがいの行為が行われていたのでは「行政手続きがゆがめられた」(前川喜平・前文部科学省事務次官)との批判に、反論などできるはずはあるまい。
 今回、焦点が当たった国家戦略特区は、国主導、トップダウンでテーマや地域が決まるため、これまでも恣意(しい)性や不透明さが指摘されていたものだ。
 小泉政権が導入した構造改革特区や菅政権の総合特区が、自治体側の規制緩和要望を受けて検討するのとは対照的である。
 愛媛県と今治市は二〇〇七年から一四年まで計十五回、構造改革特区で獣医学部開設を申請したが、毎回却下されていた。
 それが国家戦略特区になった途端、認められた格好である。その裏で、実は国家戦略特区を所管する内閣府の幹部が具体的なアドバイスを含めて戦略特区申請を提案していたというのである。
 政府関係者によれば、一五年四月に学校法人「加計学園」や愛媛県、今治市の担当者が内閣府で特区事業を担当する藤原豊・内閣府地方創生推進室次長(当時)と面談。藤原氏は「要請の内容は総理官邸からと聞いている」と発言したとされる。
 続いて一行は柳瀬唯夫・首相秘書官(当時)とも面会し、その際の記録文書の存在も明るみに出た。それには安倍晋三首相の秘書官が「本件は、首相案件」と語ったとの記載がある。昨年五月に文科省から流出した文書の「(早期開学は)総理のご意向」との内容と符合するものである。
 柳瀬氏は新設に反対する日本獣医師会への対策や国家戦略特区でのカリキュラムの工夫といったことも指南した。これでは受験生にあらかじめ解答を教えるようなもので、出来レースもいいとこだ。
 新たにこれだけ疑惑の材料が加わった。それでも首相は「(獣医学部新設に)私が関与したと言った人は一人もいない」との言い逃れを続けるのか。四十年来の友人である加計孝太郎・理事長を優遇する意向は本当になかったといえるのか。
 疑惑の解明には加計氏らの国会での証人喚問しかない。それを実現するのは首相をおいていない。逃げていては終わらないのだ。 



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4月10日(火)のつぶやき

2018-04-11 02:02:24 | 花/美しいもの
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