月の起源や環境などを探る月探査機「かぐや」を載せた国産のH2Aロケット13号機が14日午前10時31分、鹿児島県種子島の宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから打ち上げられました。
宇宙機構によると、かぐやはまず、地球を約280~23万3000キロの高度で回る楕円軌道に投入され、地球を2周した後に、エンジンを噴射して月へ向かい、約20日後には月を回る軌道に到着する予定だそうです。
「かぐや」は約3トンの機体にX線や赤外線、ガンマ線のセンサーなど14種類の観測機器やハイビジョンカメラを搭載し、米国のアポロ計画以来の本格的な月探査機です。
分解能10メートルの地形カメラでステレオ撮影し、月の立体地形を10メートルの精度で調べ、レーザー光線を月面に照射し、標高などを測ります。
可視・赤外線、X線、ガンマ線で月面を見て、元素や鉱物の分布を探り、さらに、月の地下数キロの構造を、強力な電波で「エコー診断」を行い、月の磁場、プラズマなどの上空の環境もモニターします。
個人的には、月の起源が明らかになることを期待しています。
月の起源は、①月捕獲説 ②地球・月同時発生説 ③地球から月が分離説 ④巨大惑星衝突説が対立していますが、最近は④巨大惑星衝突説が多数説です。
今回の「かぐや」の月探査で、月の核が小さいという測定結果が得られれば、巨大惑星衝突説が検証されることになります。
「かぐや」のターゲットは、月だけではありません。
地球をすっぽりと視野に収めることができるため、地球のオーロラの全体像を両極同時に観測することができます。
また、「かぐや」衛星上で見た月の地平線からの「地球の出」など、ハイビジョン撮影もする予定です。
雄大な天体ショーが楽しめそうです。
「かぐや」から見る「地球の出」「両極のオーロラ」想像するだけでワクワクします。
まさに、宇宙は最後のフロンティア(スタートレックより)です。
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宇宙機構によると、かぐやはまず、地球を約280~23万3000キロの高度で回る楕円軌道に投入され、地球を2周した後に、エンジンを噴射して月へ向かい、約20日後には月を回る軌道に到着する予定だそうです。
「かぐや」は約3トンの機体にX線や赤外線、ガンマ線のセンサーなど14種類の観測機器やハイビジョンカメラを搭載し、米国のアポロ計画以来の本格的な月探査機です。
分解能10メートルの地形カメラでステレオ撮影し、月の立体地形を10メートルの精度で調べ、レーザー光線を月面に照射し、標高などを測ります。
可視・赤外線、X線、ガンマ線で月面を見て、元素や鉱物の分布を探り、さらに、月の地下数キロの構造を、強力な電波で「エコー診断」を行い、月の磁場、プラズマなどの上空の環境もモニターします。
個人的には、月の起源が明らかになることを期待しています。
月の起源は、①月捕獲説 ②地球・月同時発生説 ③地球から月が分離説 ④巨大惑星衝突説が対立していますが、最近は④巨大惑星衝突説が多数説です。
今回の「かぐや」の月探査で、月の核が小さいという測定結果が得られれば、巨大惑星衝突説が検証されることになります。
「かぐや」のターゲットは、月だけではありません。
地球をすっぽりと視野に収めることができるため、地球のオーロラの全体像を両極同時に観測することができます。
また、「かぐや」衛星上で見た月の地平線からの「地球の出」など、ハイビジョン撮影もする予定です。
雄大な天体ショーが楽しめそうです。
「かぐや」から見る「地球の出」「両極のオーロラ」想像するだけでワクワクします。
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