熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

知財価値評価人候補者研修

2008-07-28 22:37:48 | Weblog
知財価値評価人候補者研修会に参加しました。

「知財活用の目的に応じた知的財産価値評価手法について」「役に立つ知的財産権評価に関する会計財務の基礎知識」「鑑定評価書作成の実務」についての講演がありました。

今回の講演は、実務に関連する泥臭い話も聞くことができましたので、参考になりました。

気をつけないといけないケースとして、詐欺まがいの商売に加担させられることがあるそうです。

例えば、詐欺で多くの人から出資金を集めるために、知財活動に熱心な企業であるという印象を与えることが考えられます。

この場合、価値の低い、特許性がないような出願を10件程度しておき、未審査の出願発明の価値評価を弁理士に依頼して、出願発明に関連する事業の誤った情報を提供し、あたかも価値の高い出願であるという評価を得ようとするそうです。

このような悪い人の策略に乗ってしまうと大変なことになります。
結局、クライアントが信頼できるかどうかを慎重に判断して、仕事を引き受けるということになるのでしょうね。

弁理士は世間ズレしていない純真な人が多そうなので、注意が必要です。

クワバラクワバラ、君子危うきに近寄らず。




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