熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

北海道洞爺湖サミット閉幕

2008-07-09 23:42:07 | Weblog
北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)2日目の8日、主要8カ国(G8)は温室効果ガスの「2050年までの排出量半減」という長期目標について、G8だけでなく、すべての国での共有を目指すことで一致しました。

8日の首脳宣言では、温暖化対策で最大の焦点となった世界全体の長期目標について「2050年までに少なくとも50%の削減を達成する目標というビジョンを、国連気候変動枠組み条約の全締約国と共有し、同条約にもとづく交渉でその目標を検討、採択を求める」と明記。この目標について「世界全体、特にすべての主要経済国の貢献によってのみ対応できることを認識する」と強調しました。

この首脳宣言、「主語が何か、2050年までに50%削減目標の採択を求めるのか、それとも目標を検討した結果としての採択を求めるのか、」はっきりしません。

官僚が作成した文言は、抽象的で分かり難いことこの上なしです。
もっと、世界各国の国民に訴える、シンプルで分かり易い宣言にして欲しいものです。

論文試験でこのような答案を書いたら、確実に不合格ですね。
何しろ主語が何かがハッキリしませんから。

G8の首脳宣言について、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、朝日新聞記者との単独会見で「もっと強い言葉が望ましかった」と不満を示したそうです。
一方で、「米国が2050年に半減という目標に加わったことは勇気づけられる」と一定の評価も示しています。
そして、「始まりとしてはいいのではないか。問題意識は高まった。私も明日、拡大会合の場でさらに協力を訴える」と語ったそうです。

今回の洞爺湖サミットの評価は、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長のコメントにも見られるように、微妙ですね。
今後の努力次第ということでしょうか。

こんなノンビリした対応で、地球温暖化に歯止めがかかるのでしょうか。
もう後戻りできない限界点を超えてしまったのではと、心配になります。
そうでないことを祈りながら、早めに電気を消して就寝します。



ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。
日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする