熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

論文

2012-03-05 22:58:10 | Weblog
均等侵害の第一要件、「特許発明の本質的部分」の解釈についての論文を作成しています。

現在、参考文献の読み込みと裁判例の分析を行なっている最中です。
この作業が論文作成で最も楽しい時間です。

この作業をしている段階で、徐々に論文の構成、論理展開、文章の概略が出来上がってきます。
私は、この作業を頭脳論文作成と呼んでいます。
この段階で、論文作成の80〜90%は終了することになります。
後は、文章に起こすだけです。

論文作成の効果は、何と言っても論文テーマに関連する知識が獲得できることですね。

現在作成中の「均等侵害の第一要件、特許発明の本質的部分の解釈」についての論文作成では、均等論に関連する論文の読み込み、裁判例の分析だけでなく、米国、ドイツ等の外国における均等侵害の取り扱いも調査することになります。

つまり、均等論についての知識が獲得できることになります。
この効果が大きいですね。

私は、既に、職務発明、損害賠償制度、特許消尽、先使用権、公然実施、ノウハウ保護についての論文を作成しているので、これらについての知識を獲得していることになります。

参考書を読むだけでは到底得られない知識です。

論文作成は時間が掛かりますが、得られる効果が大きいので、実務家にお薦めの勉強方法です。




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