知的財産研究所が主催する、平成23年度特別研究員研究成果報告会に参加してきました。
この研究成果報告会には毎年参加しています。
今回の発表テーマは、
①「近代日本の産業財産権政策ーパリ条約加盟をめぐる日英米の政治過程の分析ー」
②「商標法と消費者保護ー日本・中国・韓国の標識制度の比較研究を中心にー」
③「特許制度改正が医薬品産業におけるイノベーションに与える影響」
④「知的財産権侵害の準拠法と不法行為準拠法との関係」
⑤「特許法103条と責任法上の注意義務ー産業財産権法の過失の推定規定の再検討」
⑥「先使用権の根拠論に関する比較法研究(英米法を中心に)」
の6件です。
学術研究なので実務に役立つことを期待して参加する方は期待はずれでしょうが、法律論文作成の参考になるので、私にとっては有難い報告会です。
今回の発表で興味があったのは、③〜⑥で、特に、④と⑥は実務に役立つ要素もあるので興味深く拝聴しました。
④は、国際私法の分野に属する発表なので、弁理士にとってはハードルが高いのですが、インターネットコンテンツ侵害に代表される国境を跨ぐ知的財産権侵害の裁判管轄と準拠法を考える意味で参考になります。
⑥は、ノウハウ保護のニーズが高まってきている現状で、先使用権を深く理解しようとする方には参考になるでしょうね。
実務に忙殺される日常から離れて、知的な世界に遊ぶことも時には良いのではないでしょうか。
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①「近代日本の産業財産権政策ーパリ条約加盟をめぐる日英米の政治過程の分析ー」
②「商標法と消費者保護ー日本・中国・韓国の標識制度の比較研究を中心にー」
③「特許制度改正が医薬品産業におけるイノベーションに与える影響」
④「知的財産権侵害の準拠法と不法行為準拠法との関係」
⑤「特許法103条と責任法上の注意義務ー産業財産権法の過失の推定規定の再検討」
⑥「先使用権の根拠論に関する比較法研究(英米法を中心に)」
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学術研究なので実務に役立つことを期待して参加する方は期待はずれでしょうが、法律論文作成の参考になるので、私にとっては有難い報告会です。
今回の発表で興味があったのは、③〜⑥で、特に、④と⑥は実務に役立つ要素もあるので興味深く拝聴しました。
④は、国際私法の分野に属する発表なので、弁理士にとってはハードルが高いのですが、インターネットコンテンツ侵害に代表される国境を跨ぐ知的財産権侵害の裁判管轄と準拠法を考える意味で参考になります。
⑥は、ノウハウ保護のニーズが高まってきている現状で、先使用権を深く理解しようとする方には参考になるでしょうね。
実務に忙殺される日常から離れて、知的な世界に遊ぶことも時には良いのではないでしょうか。
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