熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

知的財産訴訟

2014-01-16 19:44:37 | Weblog
弁理士研修「知的財産訴訟」を受講してきました。

講師は、知財高裁所長の飯村敏明氏です。

講演の内容は、①知財訴訟件数の動向、②裁判所における進歩性判断の推移、③アメリカ・ドイツにおける進歩性判断、④進歩性の判断事例、⑤平成23年特許法改正について、⑥弁理士の審決取消訴訟における訴訟活動についての知財高裁アンケート結果、⑦侵害訴訟における東京地裁知財部へのアンケートです。

我が国の進歩性の審査基準は、進歩性を否定できる選択肢がアメリカ・ドイツよりも多く(特に問題なのは技術分野の関連性があれば否定できる点)、アメリカ・ドイツと比較して進歩性なしと判断されることが多いという講師の見解ですが、私も同意見です。

裁判所が弁理士に対してどのように考えているのか(⑥、⑦)は、興味深かったですね。









ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

産業競争力強化

2014-01-14 20:22:58 | Weblog
昨秋の臨時国会で成立した産業競争力強化法で定められた、「特許料等の軽減措置」の詳細が本日決定されました。

中小・ベンチャー企業や小規模企業等が国内出願を行う場合の「審査請求料」と「特許料」について、平均的な内容の出願で、約38万円が約13万円に軽減されます。

また、国際出願を行う場合には「調査手数料・送付手数料・予備審査手数料」が約11万円から約3万5千円に軽減されます。

この軽減措置は平成26年4月以降に審査請求等が行われた場合に適用されます(平成30年3月までの時限措置)。

本措置によって、中小・ベンチャー企業による国内外の特許出願が促進され、イノベーションが推進されることが期待されますが、問題がまだ残っています。

それは、特許出願書類の作成料です。

私が企業の知財部門で仕事をしていた時の明細書作成料金は、国内出願で1件30万円程度でした。

この30万円ですが、出願件数が多くなると大変な金額になります。

今回の軽減措置は、出願したあとの審査請求料の軽減なので、出願から審査請求、特許までの費用は、特許事務所の手数料を含むと、1件当たり約50万円というところでしょうか。

中小企業にとって1件50万円が大きいか小さいかは議論のあるところですが、外国出願まで視野に入れると中小企業にとって依然として特許出願件数増加のハードルは高いですね。

弁理士会でも中小企業の負担軽減をいろいろ行っていますが、現実には厳しいようです。

費用を掛けても特許出願して良かったという成功例が数多く出てくれば、中小企業の経営者のマインドも変わるのでしょうが。

各種セミナーやフォーラムでの発表を聞いていても、残念ながらこれはという成功例にお目にかかったことがありませんね。

弁理士には依然として茨の道が続きそうですね。





ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経済覇権

2014-01-13 17:19:47 | Weblog
飯田敬輔著「経済覇権のゆくえ」を読みました。

経済覇権とは経済力で圧倒的な優位性を持つ国をいい、通常軍事覇権と同一の国になる。

この本では、経済覇権国である米国とこれを追う中国に焦点を当てて、日本の進路についても記述しています。

先ず、「経済覇権とは何か」について述べ、その後「覇権衰退は混乱をもたらすか」「戦後国際経済秩序の誕生」「通商体制の変遷」「通貨・金融体制の変遷」「世界金融・経済危機」「中国の台頭と共同覇権」「米中は逆転するのか」「日本の進路」について分かりやすく書かれています。

これから米中伯仲時代を迎えると、日本が米中にどのように対応していくのかが問題となってきます。

著者は、「日本が独自に採用すべき方針」「対米での方針」「対中での方針」に分けて具体的な方針を述べています。

私と異なる考えもありますが、参考になる考えもあり、一読する価値はありますね。

これから米中伯仲時代を迎えるのは確実でしょうから、米国一辺倒な外交でなく、対中国、対韓国を含む全方位的外交も行っていくことが必要です。

果たして米国一辺倒な外交から脱却して、将来の日本の進路を正しい方向に導く政権を選ぶことができるのか、有権者のレベルが問われていますね。








ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実践ビジネス英語

2014-01-11 19:34:43 | Weblog
実践ビジネス英語12月の放送が終わりました。

12月放送で気に入った Quote...Unquote は次の3つです。

① If it is not right do not do it ; if it is not true do not say it.

 それが正しくないなら、するな。それが事実でないなら、口にするな。

 ローマ皇帝マーカス・オーレリアスの言葉です。

 事実でないことを自信を持って発言する人が多いのは困りものですね。


② The day is not far off when the economic problem will take the back seat
where it belongs, and the arena of the heart and the head will be occupied
or reoccupied, by our real problems - the problems of life and of human
relations, of creation and behavior and religion.

 経済問題が本来の場所まで後退し、代わりに、我々の本当の問題、すなわち人生の
 問題、人間関係の問題、創造と振る舞いと宗教の問題によって、心と頭の活動領域
 が占められる日、あるいは再び占められる日は、そう遠くない。

 経済学者ジョン・メイナード・ケインズの言葉です。

 経済学は必要ですが、もっと必要なものがあります。拝金主義から抜け出さないと
 人生に本当に必要なことが抜け落ちてしまいます。


③ How often misused words generate misleading throughts!

 誤って使われた言葉が、どれだけ頻繁に、誤解を招く考え方を生むことか。

 英国の哲学者ハーバート・スペンサーの言葉です。

 「積極的平和主義」が誤解を招く考え方を誘発して、近隣諸国との紛争に繋がら
 なければいいのですが。






ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気になる値

2014-01-10 23:57:39 | Weblog
独立行政法人水産総合研究センターは10日、福島県沖で昨年とれたクロダイ37匹を調べたところ、東京電力福島第一原発から37キロ離れたいわき市沿岸の魚から、1キロあたり1万2400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表しました。

1匹だけ突出した数値だったため、汚染時期などを詳しく調べるそうです。

クロダイは福島、宮城両県で出荷が制限されているほか、茨城県北部で操業自粛の対象となっているため、今回調査した海域から出荷されることはないということです。

しかし、気になるのは、個体間の放射性セシウムの値が大きく変動していることです。

個体間の変動が大きいと、サンプリング調査は信頼性が低く、全数検査をしなければいけないので、時間と費用がかかりますね。

魚は全数検査して出荷しているのかどうか不明ですので、調べなければいけませんね。

魚と違って野菜は、一定地域毎のサンプリング調査で十分なので、調査結果は信頼できます。

魚の個体間の放射性セシウムの変動は気になりますね。








ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水泳再開

2014-01-09 23:00:25 | Weblog
今年の目標の一つ、「水泳再開」を果たしてきました。

午後からの雨模様のためウォーキングの代わりに自宅近くの温水プールへ。

準備運動をしてから軽くひと泳ぎしようと泳ぎだしたのですが、何だか体が重たい。

2年振りの水泳なので無理もないのですが、100mを泳いだところで息が上がってしまいました。

競泳プールの横にある水中ウォーキング用の流水プールで軽くウォーキング。

息を整えてから競泳プールで100m泳いで、また流水プールへ。

この繰り返しで1時間程泳ぎました。

初日は700m泳いだ程度ですが、こんなものですかね。

今後、毎週1〜2回泳いで心肺機能を元の状態まで高めないといけませんね。

風邪をひき難くなるという効果も期待できるので継続したいですね。










ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年の誓い

2014-01-08 18:35:04 | Weblog
2014年の目標、「新年の誓い」です。

① 論文作成:4件
  毎年同じ目標ですが、昨年は1件だけでした。今年は目標達成といきたいですね。

② 海外旅行:2回  国内旅行:2回
  昨年はアクシデントで海外国内ともに1回でした。今年は目標達成したいですね。

③ 母の人生記を書き上げる
  本来ならば2年前に書き上げることになっていたのですが。

④ ピアノの練習を始める。
  娘のグランドピアノが家にあるので、弾いてあげないとピアノに申し訳ない。

⑤ 水泳を再開する
  心肺機能が高まり、風邪をひきにくくなくなるという効果は確認済みです。

さて、今年は何%の目標を達成できますでしょうか。

自分でも楽しみです。








ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際学

2014-01-06 23:17:34 | Weblog
東海大学教養学部国際学科編「国際学のすすめ」を読みました。

国際学とは耳慣れない学問ですね。

国際私法、国際公法、国際経済学、国際政治等の個別の学問分野はありますが、それらの上位概念のような国際学は聞いたことがありません。

この本によると、国際学が学問として発展してきたのは第二次世界大戦後ということですから新しい学問ですね。

つまり現在進行形の発展中の学問ということです。

国際学とは、広い領域を扱う学問で、あらゆる世界規模の問題や国際問題を扱います。

国際学は、政治・経済・社会・歴史など様々な分野にまたがって成り立っています。

この本は、あまり知られていない発展中の学問である国際学の入門書という位置づけでしょうか。

この本には、「国際学の考え方ー複雑な世界を読み解くために」「グローバル社会の現在ー世界はどう動いているか」について分かりやすく書かれています。

現在発展中の学問である国際学を体験できる興味深い本です。









ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学習始め

2014-01-05 00:06:28 | Weblog
1月4日からコミニティセンターが開館するので、早速行ってきました。

流石に、1月4日から学習室を利用する人はいませんね。




いつもの指定席で今年初めの勉強を開始しました。




2時間程勉強して一休み。

窓の外の景色を眺めて気分転換を図ります。






3時間勉強して昼食を取りに自宅に帰りました。

今年も午前中はコミセンで勉強の日々が続きますね。





ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箱根駅伝(復路)

2014-01-04 08:17:58 | Weblog
陸上の第90回東京箱根間往復大学駅伝最終日は3日、神奈川・芦ノ湖から東京・大手町までの復路5区間109・9キロに23チームが参加して行われ、東洋大が歴代2位となる10時間52分51秒で2年ぶり4度目の総合優勝を果たしました。

前日の往路を制した東洋大は、2位に59秒差で復路をスタートすると、7、8、10区で区間賞を奪うなど首位を一度も譲らずに圧勝し、復路も2年前に自らが作った大会記録を1分13秒縮める5時間25分38秒で制し、2年ぶり3度目の完全優勝を成し遂げました。

出雲、全日本との大学駅伝「3冠」を目指した駒大は、4分34秒遅れの2位に終わりました。

昨年優勝で、2連覇を狙った日体大は3位、前年総合5位の早大が4位に入りました。

我が母校の早稲田大学は4位、法政大学は11位でシード権を逃し、中央大学は15位と残念な結果に終わりました。

地元の神奈川大学は18位です。

来年に期待しましょう。

それにしても東洋大学の強さは圧巻でしたね。

柏原選手が卒業して戦力低下が心配されたのですが、部員全員の総合力でカバーした素晴らしい優勝です。

来年も優勝候補ナンバーワンでしょうね。

箱根駅伝が終わるとお正月も終わりという感じがします。

4日からはコミセンも開館するので、学習始めです。

今年も頑張るぞ〜。








ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする