常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

三日月

2013年02月16日 | 日記


宇宙のエネルギーはすざましい。小惑星が地球に最接近したニュースが流れると、今度はロシアのウラル地方に落下した隕石の爆発で、1200人もの負傷者が出た。アメリカ航空宇宙局の推定では、この隕石のエネルギーは長崎に投下した原爆25個分があったと報じられている。

こんな宇宙からの、招かざる落し物が話題になるなか、雪雲の晴れ間に三日月が見えた。夕方の月で、デジカメで初めて月らしい写真が取れた。月の明るい部分は「明」と呼び、欠けたくらい部分は「魄」という。人類が地球に存在してから、月を友とし、夜の明かりともしてきた。

ふりさけて若月(みかづき)見れば一目見し人の眉引おもほるかも (万葉集巻6)

若月と書いて「みかづき」と読ませている。三日月が女性の眉を連想させた。宇宙のエネルギーのかくも無限であることを、知らなかった時代、月は人間にやさしく語りかけた。

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雪のため山行中止

2013年02月16日 | 登山


計画では今日は尾花沢の金山に登る予定であった。昨日の天気予報が、最上地方の雪が終日止まないというので、予定を明日に延期した。予報の中身は降雪だけでなく、午前9時の気温が-5℃、北風9mという厳しいこともあって延期となった。先週も雪は落ちていたが、風は5m、気温-1℃で、尾根筋では寒さを感じた。体感温度はかなり低く感じる。下山して、ギリギリの状態だったと感じた。山がもう少し高く、気温がさらに低下していれば中止しなければならなかった。

写真で見る今朝の空は、雪が降っているのに、青空が見えている。しかし、午後になっても
降雪は続いている。テレビでは、最上地方の風雪警報は継続中とあるから、やはり山行の中止は正解であろう。山中で-8℃以上の低温になると、厳しい。疲労して休むとき、手足が冷たくしびれるようになる。こんなときは、長い休みは取らずに、下山しなければならない。

北海道の東の海上に発達した低気圧、大陸から寒気が張り出して、日本海に筋状の雲ができると、もう間違いなく日本海側の地方は大雪である。だが、この気候も明日になると、高気圧が日本を覆うようになり、この真冬並みの気候は大幅にゆるむ。春は、こんな目まぐるしい変動を経て、一歩づつ近づいてくる。

雪降る夜心遠くへゆきたがる 中条  明



外は雪だが、障子明かりのなかで、シンビジュームの花芽が色づいてきた。クンシランも同じく、赤い花芽が伸びている。カトレアの花芽も順調だが、咲くまでにもう少し時間が必要である。



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