常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

大平山

2013年02月02日 | 登山


大寒の最後の日が、雨となった。今日の山行は楯岡・富並の大高根山を計画していたが、季節はずれの天候のため、急遽、貉森の大平山に変更した。毎日、わが家のベランダから見ている上山西側の山である。標高714m、雪は雨でしまりカンジキが沈まず楽であった。

朝方の雨は止んで、山に登るころには、日ざしも戻ってきた。ただ、普段は見える筈の蔵王の眺望は得られなく残念であった。パノラマで撮った写真の、上山市街の東に聳える蔵王の山々は、雲の中であった。持参したGPSの設定もようやくスムーズにでき、コンパスが常に目的の山頂をポイントして、高度、到着予想もほぼ正確で安心して山中の位置が確認できた。



山中の楢の枯木にキノコが出ているのを見つける。例年であれば、とっくに流れているはずのムキタケが、なかの方は氷っていたが、食べられそうに状態で残っていた。近くにナメコも見つける。昨年の暮れにも遅くにムキタケを採ったが、その傾向はこの山でも同じだったらしい。

途中、2匹の狸を見る。雪の上を転げるようにして走って逃げていった。この地区が貉森という名がついているのから考えても、この山には狸が昔から住んでいたのであろう。ほかに、カモシカの足跡が雪の中についている。

寒明けや雨が濡らせる小松原 安住  敦

枯山の背骨腰骨春めきぬ   林   翔



コメント
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