goo blog サービス終了のお知らせ 

常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

冬芽

2016年12月11日 | 日記


ベランダの先の景色がだんだんと雪景色になってきた。動画で降雪の模様を撮るともっと雪の様子がリアルに見えるが残念ながらこのブログにアップできない。雪は分刻みで薄日がさしたり、雪雲が動いて大きな粒を落としたりするのを繰り返す。雪模様は、青空の寒風よりも温かく感じる。事実、ベランダの笠木に積もった雪は、小雪が降るなかでも消え去ってしまった。ベランダに置いてある梅の鉢では、春に咲く芽を鱗のような外皮で固く守っている。



私の持っている『俳句歳時記』では、「冬芽」は最末尾にある。これ以降の項目はわずかに3つ、冬いちご、石蓴(あおさ)と海苔だけである。この冬芽を見ると、「冬来りなば春遠からじ」という感じを一層深くする。

大いなる冬芽飛雪が岳を消す 及川  貞

こんな冬景色を見るにつけ、冬の寒、夏の暑さも中庸なこの地は住みよい地であることを実感する。ちなみに梅の鉢を室内に取り込むと、半月たらずで梅の花を見ることができる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする