12月である。カレンダーもあと1枚を残すのみとなり、今年の山行も明日と来週の土曜日の2回だけとなった。一番季節を感じるのは日没の時間が日に日に短くなることだ。午後の4時半にはもう暗く、車はライトの転倒が必須だ。冬至の頃になると、4時には日没になる。一年の終りで師走というが、私の年齢では、この呼称はすこし違和感を覚える。時間がたっぷりとあって、慌ただしい日常が少なくなっているからかも知れない。
指さして山襞の雪十二月 広瀬 直人
妻が昨日運転免許の更新で認知症試験を受けてきた。物を置き忘れて、いつも部屋中を探し回っているので、どうなるかと思っていたが、意外に簡単に通過した。最近の老人の交通事故のニュースをみる度に、免許の返上が頭に浮かぶ。自分の更新も来年の1月に予定されている。認知症の試験を通ったからといって安心してはならない。車のハンドルは更に気を引き締めて握らねばならない。