今年最強の寒波が来ている。上空1500mには、-6℃の寒気がすっぽりと日本列島を覆っている。そのためか、山形市内にも昨夜から雪が降り続いている。冬至まであと10日、寒さはこれからが本番だ。しかし、すっぽりとその季節に入ってしまえば、身体も慣れ、季節は大寒を経て節分に向かって行く。昨今の日の経つ速さを考えれば、これからの冬もあっという間に過ぎていくような気もする。
まのあたり地のかげりゆく寒さかな 八木 絵馬
日本漢字能力検定が毎年行う今年の漢字一文字が発表された。京都の清水寺の森清範貫主が、大きな台紙に今年の漢字「北」を墨痕鮮やかに揮毫した。この字を選んだ理由は、世界中に衝撃を与えた北朝鮮の動向、北海道のジャガイモ不足、北九州豪雨などによるとされている。改めて漢和辞典の「北」の項を引いてみる。この字の成り立ちは背を向け合って立つ二人の人をかたどる象形文字。意味はそむく、背を向ける、逃げる。借りて方角を表す文字と書いてある。南の対。