常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

無口

2017年12月10日 | 日記


漱石の俳句に

冬籠弟は無口にて候

という句がある。明治の世、上の兄たちは酒を食らって景気のいい話で盛り上がっている。そんな中で弟は冬にする仕事を黙々とこなしている。歴史上の平清盛と重盛、秀吉と秀長、西郷隆盛と従道。これら歴史に名を残す兄弟も、弟が無口だ。もと横綱の若乃花と貴乃花の兄弟。こちらも無口なのは貴乃花。弟子の貴ノ岩が暴行された事件で、沈黙を貫く無口な元横綱に相撲界が揺れている。
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