常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

冬ごもり

2017年12月07日 | 日記


屋根に雪が積もる風景は、その一つ一つの屋根のなかに温もりつつまれた生活があることを浮かび上がらせる。与謝蕪村が晩年に描いた『夜色楼台雪万家図』を彷彿とさせる景色である。

屋根ひくき宿うれしさよ冬ごもり 蕪村

日が射してくると気温が上がり、冬の日は静かである。永井荷風の小説『問はずがたり』を読む。画家の女性遍歴を語ったものだが、戦時下の絵のモデルの女性、女中など当時の世相が書き込まれていて思わず引き入られた。

コメント
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