常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

白鷹山

2017年12月09日 | 登山


今年の登り納めは、山辺町の白鷹山。山頂には虚空蔵神社が、端正な佇まいを見せている。この神社は養蚕の神として米沢藩の上杉鷹山公の信仰も篤かったと伝えられている。米沢が米織のブランドで絹織物を生産し、全国的な産地ととして有名になったのも、この神社の力が大きかった。白鷹山は標高994m、登山口は多くあるが、本日は嶽原口からから登り、大平口へ下山するコースをとった。登り1時間20分、下り1時間のコースである。覚悟していた積雪もさほどでなく、カンジキを使わずに全コースをあるいた。一番多い積雪でも30㎝前後位と思われる。朝、自宅を出たころは青空が見えていたが、登山口では小降りの雪になった。風もなく、雪は雨と違って登山の邪魔にならない。登山道で薄日がさして、快適な雪のなかの登山になった。



今年の登山を振り返ると、天候不順に泣かされた一年であった。計画した回数が39回、そのうち雨天や雪解けの遅れで中止になった山行が実に13回を数えた。私が参加したのは、19回、参加できなかったのは4回であった。計画外の山行が2回あったが、昨年からみると回数は減ってしまった。しかし、実現できた山行は、どれも好天で、思い出深いものとなった。山行の記録はこのブログで全部書いているので興味ある方は、登山のカテゴリーから見ていただきたい。四季おりおり、山は季節によって違う表情の魅力を見せてくれた。2月の雪、4月の花、8月の白馬三山、秋の紅葉。その自然の只中に身を置くことができたのは幸せなことであった。



一方、後期高齢を過ぎて、体力は確実に落ちてきている。今頃になって疲れない歩き方を学んだり、下り道の安定した歩行のために、筋肉づくりにも挑戦してみた。ダンベルを使ったスクワット、足の指先のエクササイズ、階段歩き等々。秋以降の山行で、少し光が見えてきたような気がする。体力の低下は止められないとしても、山歩きの年数を少しは伸ばすことができるかも知れない。会に若い仲間を迎えたことも大きな力になった。来年はどんな山行が待っているのか、楽しみである。


コメント
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