梅雨に入って3日目、晴れ。畑の野菜たちの成長が目を見張るようだ。本日の作業、キュウリのネット張り、トマトのわき芽摘み。本日の収穫、サントウ菜、シュンギク、ホウレン草、キュウリ1、アスパラ2。
サクランボの実が膨らんでいる。20日ごろには市場にでまわるのではないだろうか。
「午前中の果物は金、昼から3時までは銀、3時から6時までは鉄、6時以降は鉛」
果物についての諺だが、これはイギリスのものだ。日本ほど果物が豊富な国は、国際的にも珍しいようだ。例えばりんごはグルグルと皮をむいて、食べやすい大きさに切って、食塩水にくぐして大皿に盛るのが日本流だが、イギリスでは皮をむかず、ナイフで縦に4つに切り、一切れだけを食べて、残りは切断面に紙をぴったり張って後で食べる。一個のりんごを大切にして、毎食食べるのがイギリス流である。
朝起きて食べる果物は心身を爽快にするだけでなく、胃の活動をうながして食べものの消化吸収に役立つ。反対に寝る前に食べるくだものは、百害あって一利なしだ。バナナの白い繊維などはどんな丈夫な胃腸でも消化することはできなし、下手をすれば下痢をしてしまう。
パイナップルにこれから本格的に出回るブドウ、スイカ、スモモなどはどれも子どもたちの大好物である。だが、発育中の子どもたちの胃では消化しにくい。そこで、少しづつ小分けににして、イギリス流に回数を増やして食べさせたい。
ただひとつ惜しみて置きし白桃の
ゆたけきを吾は食ひをはりけり 茂吉