常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ポイント生活

2022年10月08日 | 日記
今日は24節季の寒露。朝方の冷たい雨が上がったが、冷気が公園の木々を色づかせている。冬が来るのに、追い打ちをかけるような値上げの秋だ。先日、健康保険証が届いた。自己負担が2割になると聞いていたが、表記は1割。それだけ年金額が少ないということか。値上げの対策に、買い物の際の、ポイントを意識するようになった。先日手続した、マイナポイント。そして電気をドコモ電気に。Dカードからの支払いで、ポイントが貯まるようになった。ゴールドカードのため10%のポイントの付与がある。

スーパーなどでも買い物はⅮ払い。歩くとポイントが貯まるⅮヘルスというものもある。値上げの対策には、業務スーパーなど、安い食品の店から、という方法もあるが、こちらもあらゆる商品に値上げの波が来ている。他の店に比べて確かに安いが、どのアイテムも値上がりしている。産直でも、いい品はあるが値段は上がっている。少しでも、それに対抗するには、ポイントしか方法がない。テレビで値上げの対策アンケートで一番に上がっているのはやはりポイントだ。流行の言葉では「ポイ活」というらしい。
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ひ孫の写真

2022年10月07日 | 日記
ブログには日々の楽しみを書くようになった。7月に生れたひ孫はもう三月になる。孫が折にふれて写真を送ってくれる。スマホの動画で送られてくるから、新しい写真が来るたびに、成長の様子が手にとるようにわかる。喃語で問いかけに応えたり、キャッキャと笑うなど生れて間もない児の成長が楽しみである。妻などは、動画を見ながら、写真に語りかけている。あきもせずに、何度も何度も、スマホを開く。

不思議なことだが、買った本に、生後間もない子どもの能力についての記載にぶつかる。ひ孫の写真が来るのと、本の項目が一致する。外山滋比古『「忘れる」力』。その一項に「文法の創造」があるが、生後間もない児の言葉について書かれている。

「ことばをまったく知らずに生まれてくるのに、三年もすると、例外なく、ことばがわかり、使えるようになっている。驚くべきことだ。その間にまわりでしっかりことばを教えることがないのにである。もちろん、”先生”はいる。母親である。」

この本の現場が、孫とひ孫の間の会話の、動画で知らされる。ひ孫は母親の言葉を理解しているとは思えないが、さも分かったような喃語で相づちを打っている。生後間もない児が、ことば使って母にふれている瞬間。母とのつながりは、こんなささいなやりとりで実現していく。生まれたばかりの子には、驚くような能力を等しく持っている。10歳で神童という言葉があるが、その能力が失われずに育っていくことを願うのが、生い先の短い老年の心だ。

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健忘症

2022年10月06日 | 日記
物忘れがひどくなってきたような気がする。月に一度くらいの歯科の予約を忘れて、電話をもらうことが2度もあった。そんなことを防ぐために、スマホのカレンダー機能を利用している。ご丁寧に、そのカレンダーへの予約日の登録を失念しているのだ。年をとることの悲哀を実感させられる時だ。妻のもの忘れはもっとひどくなっている。そんな老年を励ます本がある。先日、ブックオフで求めた外山滋比古『「忘れる」力』だ。

偉い学者の先生のもの忘れのエピソードが書かれている。詩人の西脇順三郎のエピソードだ。外山が所要で西脇の家に行って、用件も終わったころ「これから会がある。一緒に出よう。」と誘われた。タクシーに乗ってからどこですか、と聞くと「はっきりしないが、貧乏な詩人たちの会だから、大したところではできまい。上野のSだったような気がする。」しかし、そこへ行ってもそんな会が開かれていない。「銀座のM会館だったかもしれない。」だが、そこにも会の開かれている痕跡はなく、ついに家まで逆戻り。

外山は、忘却こそ頭をすっきりさせる、という趣旨のエッセイを書いて自己弁護の勤めているという。「よく眠ったあとの朝の目覚めは、一日のうちでもっとも清々しく、気力にみち、ものごとがわかる状態である。夜中に忘却がすすんで、頭脳がきれいになっている証拠である。」たしかに、夜の十分な睡眠は、心身ともに活気を取り戻してくれる。頭の方はともかく、朝の足の動きが軽々ととして、散歩をより心地よいものにしてくれる。
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りんご

2022年10月05日 | 日記
しばらく続いた秋晴れも、ここへ来て様子が一変した。雲が多くなって、南の風に変わって、大陸からの冷たい風が入ってきた。一気に、最低気温が10℃を切るような予報も出ている。秋の花は足が速い。ヒガンバナも、金木犀も一気に満開を迎え、花びらを散らしていく。そして秋から冬の味覚のおいしいりんごが出回り始めた。この記事を書いているとき、北海道の大雪山で初冠雪のニュースが流れた。高い山に冬がやってくる。

林檎の実赤し遠嶺に雪を待たず 大串章

りんごと言えば、今年は8月まで、昨年収穫したふじを買った。夏がきても、パリパリとした美味しい食感を楽しめた。貯蔵の技術が進化したためだ。けして安くはないが、晩秋に収穫したものが夏過ぎるころまで食べられるのは幸せである。9月になると、早稲の品種の津軽が出回る。紅玉は昔からの品種だが、もう店先に出回っている。こうしてみると、りんごは一年を通して食べられる。さらに秋が深まると、待っていたサンフジが出回ってきくる。

カーパー『食べるクスリ』から。「一日一個のリンゴを食べれば、血中コレステロールが下がり、心臓を守ってくれる善玉のHDLコレステロールが少し増える。その量のリンゴはまた血圧を下げ、血糖値を安定にした状態に保つ助けになる。一般的に、コレステロールが高い人ほどリンゴの恩恵は大きい」古い歌に、ベッドに入る前にリンゴを一個食べれば、医者はパンを乞うようになる。
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アツバキミガヨラン

2022年10月04日 | 
暑い秋の日が続く。山行から3日目で、足が軽くなった。睡眠もしっかりとれて、スマートウォッチの睡眠指数は、3日続けて79だ。朝の涼しいうちに、散歩をすると快適だ。今日、散歩道で初めての花を見つけた。尖った剣のうような葉の先に、1mもある花茎が伸び、白い花を咲かせている。見たことのない花だ。思わずカメラに収めて、スマホで検索してみた。葉の形、花のつきかた、どちらを見てもアツバキミガヨランであるらしい。アメリカのカリフォルニア付近の原産で、リュウゼツランの仲間であるらしい。

花の説明を見ていくと、この花は20年に一度咲くとある。リュウゼツランは50年に一度、とにかく珍しい花であるらしい。ある植物園のブログには、この花が咲いたのを大事件と表現している。一方で園芸店にこの花の苗が販売されており、2000円ほどの安価の値段が付き、栽培方法などの記載もある。ただ、自分にとっては初めての花で、20年に一度の花を見たということを喜びたい。

歳時記をひも解くと、英語名でユッカが出ている。「北アメリカ原産の君代蘭、糸蘭を指してユッカと言っている。関東以南では戸外で越冬できるので、庭や公園に植えられているが、異国情緒のただよう明るい感じする」という説明が載っている。

ユッカ高し背高き乙女より高し 赤城さかえ
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