先日何気なく見た動物ドキュメンタリーが
あまりに感動的で、泣いてしまって。
カメラが捕らえたのは、ケニアの草原地帯。
オリックス群れの前にメスライオンが突如現れ
逃げ惑って幼い赤ちゃんが母親からはぐれ
果ては疲れて座り込んでしまって、絶体絶命。
なのにライオンはその赤ちゃんを襲うどころか
何とそこから3日の間、自らは飲まず食わずで
赤ちゃんに乳を与え、他の動物を追い払い、
我が子のように育て始めたのだから、びっくり。
そして3日後、空腹のあまり狩りに出ている間に
偶然にも母親オリックスの群れ通りかかって
赤ちゃんは何事もなかったかのように
母親の元に戻って、めでたしめでたし。
でも可哀相だったのは、メスライオンの方。
いなくなった赤ちゃんを探して何日も歩き回り
最後は足元がフラフラになっていた。
失くした子を探す、気がふれた母親のように。
群れを作る動物なのに、孤独だったから
こんな行動を取ったのだろうということらしい。
この性格ゆえに群れに入れなかったのかも、と。
一頭では、獲物にありつく可能性も低いから、
あまり生きてはいられないだろう、と。
事実そのメスライオンは痩せこけていました。
肉食獣の本能を超えた母性愛には
理屈抜きに、胸を打つものがあって。
このメスは、ライオンとしては劣等生で
じきに淘汰されてしまうのだろうけれど
生涯、少なくとも1つの生命を守ったことで
充分に尊い生だったように思えるのです。
あまりに感動的で、泣いてしまって。
カメラが捕らえたのは、ケニアの草原地帯。
オリックス群れの前にメスライオンが突如現れ
逃げ惑って幼い赤ちゃんが母親からはぐれ
果ては疲れて座り込んでしまって、絶体絶命。
なのにライオンはその赤ちゃんを襲うどころか
何とそこから3日の間、自らは飲まず食わずで
赤ちゃんに乳を与え、他の動物を追い払い、
我が子のように育て始めたのだから、びっくり。
(オリックス-画像はお借りしました)
そして3日後、空腹のあまり狩りに出ている間に
偶然にも母親オリックスの群れ通りかかって
赤ちゃんは何事もなかったかのように
母親の元に戻って、めでたしめでたし。
でも可哀相だったのは、メスライオンの方。
いなくなった赤ちゃんを探して何日も歩き回り
最後は足元がフラフラになっていた。
失くした子を探す、気がふれた母親のように。
群れを作る動物なのに、孤独だったから
こんな行動を取ったのだろうということらしい。
この性格ゆえに群れに入れなかったのかも、と。
一頭では、獲物にありつく可能性も低いから、
あまり生きてはいられないだろう、と。
事実そのメスライオンは痩せこけていました。
肉食獣の本能を超えた母性愛には
理屈抜きに、胸を打つものがあって。
このメスは、ライオンとしては劣等生で
じきに淘汰されてしまうのだろうけれど
生涯、少なくとも1つの生命を守ったことで
充分に尊い生だったように思えるのです。
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