急にぽかぽか陽気になったので
つい先日、お弁当を持って
小高い山の上にある公園で
のんびりピクニックしてきました。
散り始めたしだれ桜と
咲き始めたつつじの競演に迎えられて。
美しく手入れされたヒノキの森の
緩やかな遊歩道を歩くと
緑の香りと静けさに包まれて
心まで穏やかになってゆくよう。
もみじの柔らかな新緑も目に鮮やかで
ああ、今年も生命が巡ってきたんだなあと
毎年のことながら静かに感動してしまう。
若い頃は春には別れや変化があって
楽しいことばかりではなかったけれど
そういう思い出を全部ひっくるめても
春はやっぱり美しいし、
そこかしこに祝福が満ちているよう。
来年も、再来年も、その先も、
どんな悲しいことや辛いことがあっても
そしていつか私たちがいなくなった後も
こうして春が来て、花が咲くんだなあ。
そんな当たり前のことが
何だかとても大きな救いのような気もするし
春の美そのもののような気がするのでした。
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