ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

「怖い絵」展

2017年10月14日 21時25分00秒 | 音楽・アート
書きそびれて遅くなったけど、
先日「怖い絵」展にも行きました。
最終日間際、仕事帰りに行ったら
いつもはガラガラなのに、大混雑。
どの絵の前でも長蛇の列で
「恐怖」って「娯楽」なのかしら。

メインは「どうして・・・」のコピーが付いた
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」。
16歳で9日間だけ女王にまつりあげられ、
謂れのない罪で斬首された悲劇の少女。



会場にはこうした悲劇や伝説、
この世ならざるものの絵画でいっぱい。
確かに怖いと言えば、怖い絵ばかり。
でもある意味、もっと怖かったのは
会場外にあったスーベニアショップ。
黒い「夢魔」Tシャツ(写真左)に
「白い」ならぬ「黒い恋人」チョコレート。



「美声を守る、セイレーンハーブティー」、
「元気と美しさに、キルケーハーブティー」、
「心地よい夢に誘う、夢魔ハーブティー」。



甘い歌声で船乗りを惑わすセイレーンや
差し出す食物で男たちを豚に変えるキルケーや
悪夢を見せて、人々を苦しめる夢魔を
ハーブティーにしてしまう、悪ノリぶり。
こういうセンス、決して嫌いじゃないけれど。



この中では、最も「普通」の部類がこちら。
でも、斬首直前のジェーンのクリアファイルに
どんな書類をはさめと言うのやら・・・。
心の中で「禍々しすぎるやろー」と叫びながら
表向きは静かに美術館を後にしたのでした。
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