ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

アユタヤの菩提樹

2016年11月13日 20時54分00秒 | 出会い
ぼやきながらも、タイに来てしまったので
週末には、あちこち観光してきました。
バンコクの主な観光地は一通り行ったので
土曜日は世界遺産、アユタヤへ。
最初に訪れたのは夏の離宮、パン・パイン。
様々な建築様式の建物が広大な敷地に点在。



その後、有名なワット・マハタートへ。
数多くの仏塔や拝殿を有した寺院だったのが
18世紀にビルマ軍との激しい戦闘で
破壊し尽くされて、廃寺となった遺跡。
仏像はすべて頭を切り落とされ、
一時はジャングルになっていたのだとか。
地面に打ち棄てられていた仏頭の一つを
抱え込んだ有名な菩提樹がこちら。



仏頭を抱いて、持ち上げているようなこの樹は、
それ自体の生命力の強さもさることながら、
愚かな人間共にこれ以上の破壊を許さぬため、
仏頭を護りながら「自らのしたことを見るがいい」と
訴えかけているような意思の強さを感じました。
きっと何かが宿っているご神木なのでしょう。



ワット・ナブラメンではタイのおみくじに挑戦。
すべてに恵まれ、どんな願いも叶うという、
超大盤振る舞いのお告げを頂きました。
うれしくて、ご本尊に丁寧にお参りしてたら
近くにいらした僧侶に手招きして呼ばれ、
聖水を振りかけながらご祈祷して頂いた上、
サーイシン(聖糸)を手首に結んでもらいました。
健康や幸福のお守りのようなものらしく、
ミサンガみたいに切れるまで付けておくみたい。



その後、巨大な屋外涅槃仏のある、
ワット・ロカヤスタで、タイ式の参拝も体験。
蓮の花と長いお線香をお供えし、
仏像に小さな金箔を張り付けてお参りします。
私は、旅と留守宅の無事を祈願しました。



アユタヤからの帰路は、チャオプラヤクルーズ。
多国籍のビュッフェランチをデザートまで満喫し、
夕暮れの風に吹かれて水辺の景色を楽しみながら、
日頃の慌ただしさとは違う時間を味わいました。
タイに来てから、お腹をこわすどころか
太る一方なのは、いいんだか、悪いんだか。
フルーツが豊富でおいしすぎるのが困りもの。



今回一人旅だったけど、同じく一人旅をしていた
ニューヨーク在住のイタリア女性と知り合い、
ずっと丸一日、旅を共にしました。
家族のことや、今まで訪れた国のことや
さんざん色々な話をした挙句、ひょんなことから
出張先の職場が同じビルだったことが判明。
お互いのメールアドレスも交換して、
思い出だけでなく、友人も増えた旅でした。
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