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岡崎の京都国立近代美術館の疎水から別れた白川の流れ。
ミモロは、川に沿って続く小路をトコトコと進みます。

「川の風がいい気持ち・・・」、特に朝のひんやりとした空気の心地よさは格別です。
小路には、お稲荷さんの社。

ちょっと道幅のある橋も。でも車が通るには、狭すぎる橋。

「ここからは、大きなマンションが見える」
ミモロは、橋から覗きます。

「この橋を渡ると、町家の路地に入っちゃうんだよね。そこもいいけど、今日はこのまま先に進もう」
ミモロは、さらに川沿いを歩いて、次の橋「石泉院橋」に。昔、あったお寺の名前でしょう。

この橋の上からの眺めは、観光客も足を止める京都らしい風情です。

その橋の近くには、


「並河靖之七宝記念館」が。
並河靖之は、明治、大正期に活躍した七宝作家。彼が追求したのは、有線七宝という極めて緻密な図柄を表現したもの。その技巧および芸術性の高さは、国内外で高く評価されています。
また、この記念館の建物は、明治27年にできた京都の伝統的な商家の構え。国の登録有形文化財に指定されています。お庭もりっぱで、七代目小川治兵衛が、琵琶湖疏水の水を初めて個人宅に引いて作ったもの。京都市指定名勝に。内部の見学も可能です。開館時間:10:00~16:00(最終受付) 月曜、木曜休館 入館料:600円
建物の外側に表札のようなものが。

「あれ、ここは、小川さんのお宅だったの?」とても不思議な表札です。
白川沿いの小路は、ここでいったん川から離れ、川に戻るには、次の路地を南に進みます。
その路地には、ミモロおすすめの蕎麦処「桝富」が。「ここの鴨せいろ、すごく美味しいんだよね」。石臼で曳いた蕎麦を使った手打ちそば。出汁の美味しさも格別。そば通も贔屓にするお店です。

*桝富(ますとみ):電話075-771-5973 11:30~15:00 17:00~20:30LO 月・火曜休 地下鉄東西線東山駅下車徒歩2分
その隣りには、餅菓子屋さんが。

いつも数人の人たちが店の前で順番待ちをしている人気店。ここは和菓子を作る場所で、実はお店は、祇園の南座の隣りにある「祇園饅頭」です。ニッキのきいたしんこなど、気軽に味わえる和菓子が揃っています。
「ここで御饅頭を買って、疎水沿いのベンチで食べるのもいいよね」とミモロ。
さて、白川は、三条通を横断するように祇園方向へと流れてゆきます。


(ミモロの向きは、岡崎方向を眺めています。)
「なんかお腹すいちゃった、そろそろお家に戻ろう」とミモロは、路地を抜けて家路を急ぎます。

ミモロ、もっと先に行かないの?白川はまだまだ続くのよ。
「でも、今日はここでお散歩はおしまい・・・だってお腹ペコペコなんだもの・・・」
では、この続きは、またいずれ・・・。