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奈良、今井町の散策をしているミモロ。16時を回り、そろそろお家に戻る時間になりました。
「お腹もいっぱいだし、お家まで帰れるエネルギーもあるよ」
ミモロは、帰路は、近鉄を使って、京都に戻ることに。そこで一番近い「近鉄八木西口駅」を目指します。
近鉄橿原線に乗れば、京都駅まで乗り換えなしで到着でき、とても便利。時間もJRよりかかりません。
(来るときは、三輪神社に寄ったので、JRを使いました)
ミモロは、駅に向かう道を、古い町並みを楽しみながら、トコトコ歩きます。

「郵便局も町家の構え。あ、ポストも古いタイプを使っていて、町並みにぴったり」
道沿いには、骨董店なども。

今井町は、外部からの敵などの襲来に備え、町の構造も工夫が。

奥まで見通せないように、道が曲がったり、T字路になっています。
でも、今は、見通しが悪く、車が通る道には、ミラーが設置されています。

「これって、町並みの雰囲気に合わないけど、交通事故を防ぐためには、必要だね」。
ミモロが、今井町に到着した昼ごろ、だれも通っていなかった道に、あれ、人の姿が・・・・。

小学校から帰る子供たちの姿です。
かつて、商業で賑わっていた今井町。今も多くの人々が、古き町家に暮らしています。今井町の魅力は、観光のためだけに整備された町並みではなく、実際にそこに暮らしがあることなのです。でも、昔は、住民の多くが、今井町内で仕事をして生計を立てることができましたが、今は、大半が大阪などに勤めに出ているそう。今井町は、いうなればベッドタウン化しています。だから、昼間は、人影もまばらなんです。
ランドセルを背負った子供たちの姿を見たミモロは、なんか嬉しそう。
「だって、子供がいるってことは、この町に未来があるってことでしょ?それに、やはり町には、生活感があるのがいいよね。昼間より、なんか町が目覚めた感じがする!」

日本でも貴重な街並みが残る今井町。古く崩れかけた町家や町並みの風情を損なう建物の修理や改装が推進されています。この素晴らしい町並みを、いかに守り、そこに暮らす人たちがいかに快適に過ごせるようにするかが、この町の未来への課題といえます。
「でもね、1日、散策するには、すごく面白いところ。ぜひ来てみてね」とミモロ。

週末や季節により、いろいろなイベントも開催しています。
関西の旅で訪れたい場所のひとつです。
*今井町に関する情報は、「橿原市観光協会 今井町並み散歩」で。