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9月23日に京都、岡崎の「みやこめっせ」で開催された、京都のいろいろな地域の産品などをPRするイベント「地域力文化祭」を訪れたミモロ。
「京都っていっても、観光地が集中する町中だけでなく、自然豊かないろいろな場所があるんだね」と改めて京都府の広さと魅力を感じたよう。
トコトコと会場内を見て回っていると、大きな鉄製の薪ストーブを展示しているブースに出会いました。

「これ、なぁに?」と、興味津々で近づくと・・・。そこは、京都市街から車で1時間ほどにある自然豊かな美山町からやってきた「NPO法人 美山里山舎・壬生京町家」のブースです。
美山町は、築150年ほどの茅葺民家などが残る、農村の原風景が見られる場所。京都の町に野菜を供給する農家や、伝統の草木染の工房や摘み草料理などの宿がある自然豊かな地域です。
その地域で、「美山里山舎・壬生京町家」は、木と火が身近にある暮らしを提案、活動しています。
「ストーブに興味ありますか?」とミモロに声を掛けてくださったのは、代表を務める山口政夫さん。

「昔の人たちが家づくりに使っていた、木、竹、土で構成された『伝統構法』は、健康を脅かすような有害物質や廃棄物を出しません。だから、人にとてもやさしいんです。それに自然からの恩恵を、またそのまま自然に還元する、環境と一体となる循環型の暮らしは、環境にも、もちろんやさしいものを今、もう一度、その良さと魅力を見直したいもの・・・・」と。
そのひとつとして、電気やガスを使わずに、家を快適に心地よく温める「薪ストーブ」を提案しているそう。

「薪ストーブのある暮らしって、憧れちゃう!いいなぁー。ストーブに燃える薪の火って、心和むよね。ストーブの上でコトコトとシチューなんか煮込んだりして、美味しそうな匂いが家じゅうに広がって・・・・」
ミモロの想像は、ストーブを飛び越えて、シチューへと移っているようです。
この鉄製のストーブは、ベルギーのネスターマーティン社の製品。薪ストーブの老舗メーカーとして欧米で高い評価を受けています。

薪ストーブの販売だけでなく、効率よく使用するためのトータルな家づくりを提案、施工するのが、、「美山里山舎・壬生京町家」の活動のひとつでもあります。
「薪は、どうするの?」とミモロ。
「大丈夫、薪の販売もやってますよ」と山口さん。
「これは、なぁに?」ブースの片隅に置かれた土壁のサンプルに関心を持つミモロです。

「それは、竹と土で作る昔ながら日本の住まいの壁づくりので、遮熱効率や蓄熱効率が高い壁で、。夏は、涼しいし、冬は暖かいんですよ。薪ストーブと併せるとほんのり暖かな快適な住まいになります」
「昔の人って、いろいろすごい技術をもっているんだねぇー」
「今、京都の町中で、古いお家を改装中。完成したら見にいらっしゃい」「はーい!ぜひ・・・」
*「美山里山舎・壬生京町家」の活動は、幅広く、里山での体験イベントや宿泊施設などもあり、ぜひ、ホームページを見てください。
ミモロが、熱心にストーブを見ていると・・・。
「京都には、いろいろ魅力的なものがありますねぇ」と、ミモロの隣りで見ている方が。
すると、近くの方が、そっとミモロに耳打ちを・・・「あの方、ご存じですか?京都府知事の山田さんですよ」。「地域力文化祭」の座談会にご出席されていたんです。
ミモロは、目があったので、ご挨拶することに。
「あのーはじめまして、ネコのミモロです。最近、東京から京都に住んで、今、京都のいろいろな場所に出かけて、ブログでリポートしています」と。

「そうですか、京都府って、広いでしょ。各地域に、いろいろ面白いものがたくさんあるから、多くの方々に、その地域の産品や技術、自然などを、もっともっと知ってもらいたいですね。どうぞ、これからもがんばってリポートしてくださいね。」と、京都府知事の山田啓二さんから励まされたミモロです。
「はーい!頑張りまーす」と元気にお返事。
帰り道・・・
「あー今日も、面白かったー。いろな方をお話ししちゃった。明日もきっと楽しいね」と思うミモロでした。
