ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

歴史的な町家が並ぶ今井町。幕末期の建物「高木家住宅」へ

2011-09-20 | 旅行
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奈良の今井町は、歴史的な町家が軒を連ねる趣ある町。
町の周囲には、濠がめぐらされ、城塞都市として独特の造りをしています。

町の中を網の目のように広がる道は、敵の襲来に備え、見通しがきかいように一度屈折しています。


ミモロは、今井町の地図を眺めて、まずは、大きなエノキからほど近い「高木家住宅」を見学することに。


ここは、19世紀初頭、酒造業などを営んでいたところ。現在、重要文化財の指定を受けています。

「あのーお邪魔しますー」
ミモロは、玄関で声を掛け、中を見学させていただくことに。

「高木家」は、二階建て、1階、2階とも2列6室型の部屋構造。襖を開け放つと広い1つの部屋として使えます。

「広いお座敷だねー。昔は、ここで結婚式など冠婚葬祭の集まりをしたんだって」

りっぱな床の間が、昔の繁栄の面影を留めます。

使い込まれた階段箪笥、

かまどや井戸など、当時の生活を物語るものが、静かに時の流れのなかに。


古い面影は、ほかにもいろいろ。
「これ、何が書いてあるのかな?」


「すごい、鉄砲もある・・」
自衛のための鉄砲でしょうか。商家ながら、自分の暮らしを自ら守ろうとする人々の姿勢が伺えます。

建物の一角には、この家で使われた生活用具などが、陳列され、それらを次々に見て行くミモロです。
「誰が、遊んだのかな?」
小さな貝合わせは、細かな絵が描かれた品。当時の商人の豊かな暮らしが伺えます。


「高木家住宅」は、今井町の中では、比較的新しい時代のもの(でも、幕末ですが・・・)。
今井町には、400年、300年、200年前の建造物を見ることができます。

今井町では、多くの歴史的な町家は、有料で見学でき、
その家に住む人が、建物の解説をしてくださいます。
ただし、あくまでも個人宅のため、居住者の都合で見学できないことも。



町には、9軒の重要文化財の建物があるけど、全部1日で見るのは、ちょっと大変かも・・・・

さぁ、ミモロ、他のお家も見学しましょ。
「ハーイ、待って、今、行くから・・・・」
お座敷の奥にいたミモロは、慌てて玄関に急ぎます。
コメント
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