ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモログルメ旅。リンゴの焼き菓子『タルトタタン』。本場の味を「ラ ヴァチュール」で。

2011-09-10 | グルメ
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京都では、今、若きパティシエさんたちのケーキショップが、注目されています。
でも、一方、昔ながらの味が楽しめるお店も根強い人気を誇ります。

そのひとつが、「タルトタタン」が評判の岡崎の平安神宮近くにある「ラ ヴェチュール」。
落ち着いた雰囲気の店内には、思い思いに時を過ごす人たちの姿が。



疎水近くにあるカフェで、平安神宮の西側をめぐるとマンションの1Fに見えてきます。

ここを訪れる人のお目当ては、リンゴの焼き菓子「タルトタタン」。


フランスのロワール地方のホテル「タタン」で生まれた焼き菓子です。
このホテルを経営していたタタン姉妹が、ある日、アップルパイを作ろうと、リンゴをバターと砂糖で炒めていたところ、長い時間炒めすぎ、焦げるような匂いになってしまったそう。その失敗を取り返そう(目をつぶろう?)と、その炒めすぎたリンゴにタルト生地をのせて、オーブンで焼き、ひっくり返してみると、なんと香ばしいデザートに。想定外の美味しさ。以来、ホテルの看板メニューになり、姉妹の名にちなんで、「タルトタタン」と呼ばれるお菓子になったそう。


「ラ ヴァチュール」でも、たっぷり時間をかけて作ります。

まさにリンゴだけという感じのタルト。まず甘く香ばしい匂い鼻をくすぐられ、
口にいれれば、こってりとした煮リンゴのような自然の甘さと、ふわーと甘酸っぱい風味が口いっぱいに広がります。まさに本場フランスの味をそのまま。「余計な手を加えてないところが魅力。シンプルなものを、美味しくつくるのは大変なこと。だから、また食べたくなるんです」という常連客も多いそう。

たっぷりかけられたヨーグルトが、リンゴの甘さを引き立てて。美味しさはいっそう。


もう、ミモロは夢中!「今の繊細なスイーツとは異なり、ガツンとインパクトがある味。ボリュームもたっぷり。なんかパワーのあるお菓子だね。だからずーと愛され続けているのかも・・・」とミモロは、リンゴの味わいを楽しみながらポツリ。

いろいろな新しいお菓子が、次々に登場する今、その中で、定番といわれるお菓子は、実はとてもシンプルなものが多いことに気づきます。たとえば、ロールケーキ、シュークリーム、バームクーヘンなど、いろいろなお店で作られ、今も人気は不動のもの。(そればかりでは、つまりませんが・・・)

なんでも「ここのお店の○○が美味しい!」と、定番となるお菓子が持てるお店は、強いのです。
長く生き残れるのです。

ミモロが夢中で食べていると・・・。
「気に入りました?」と、笑顔が素敵なお店の方に声をかけられました。


「はーい!美味しくいただいていまーす」とミモロ。

また、だれかを連れて行きたいお店を見つけたよう。

*「ラ ヴァチュール」京都市左京区聖護院円頓美町47-5 ☎075-751-0591 11:00~18:00 月曜休 1カット630円 持ち帰りも可能。丸ごとのホールでの販売も。平安神宮正面から徒歩5分。西側へ歩き、疎水のところを北側に進みます。

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