「ワー大変…京都の冬の旅の特別公開が終わっちゃうー」と、2月28日に突然慌てだしたミモロ。
そこで急いで出かけたのは、同志社大学にほど近い場所にある「宝鏡寺」です。
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3月18日までの「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」の中で、「宝鏡寺」は、2月末日で公開は終了。その後は、4月3日まで「春の人形展」が開催されます。
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人形の寺とも呼ばれる「宝鏡寺」は、宮中から送られたお雛様や御所人形など、幼い皇女たちが慈しんだ愛らしい人形たちが多数展示されているところ。
幼い頃、皇女和宮さまもこの寺に住まわれていたそう。
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「百々御所(どどのごしょ)」と呼ばれた尼門跡寺院で、お寺の内部やお庭にも、雅な華やかさが漂います。
「あ、菊の御紋が屋根についてる…」。
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宮中との縁の深い寺であることを物語るお印も…。
「早く中に入ろうよー」
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このお寺は、すべて撮影禁止なので、中の様子をお伝えできません。
本堂には、狩野探幽の「秋草図」や、円山応挙の杉戸絵などが。
金箔の襖絵などが多く、華やかで雅な雰囲気が部屋の中にあふれています。
「うーどんなに華やかでも…きっと皇女さまたち、淋しかったよねー」とミモロ。
高い身分に生まれ、多くの人々がお世話をし、豪華な装飾のある住まいにいても、親元を幼くして離れなければならない寂しさ・・・そして、生涯、寺ですごす日々…想像を越える孤独感を抱いていたのではないでしょうか。
皇女たちが、愛したお人形…。人形を抱き、かわいがる皇女自身が、同じように親に抱かれたかったのでは…。
ミモロは、買ってきた絵はがきを眺めながら、皇女たちへと思いを馳せます。
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さて、この寺は、人形供養のお寺としても有名で、多くの人形が全国からここへ持ち込まれます。
境内の一角には、人形塚がありました。
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さて、特別公開を見学したミモロは、お寺の向かい側のお店へと移動します。
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この辺りは、茶道のお家元が集まっているエリア。和服姿の方々が多いのは、お茶会の帰りでしょうか。
細い道や曲がりくねった道も多く、古い地域であることがわかります。
ミモロが、訪れたのは、和菓子の「俵屋吉富」。大正時代からこの名を名乗るお店です。
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「お茶とお菓子が楽しめるスペースもあるんだー」
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店には、「まんじゅう食い」のお人形。
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もう間もなくの雛祭り。それに向けた季節限定の可愛らしい品々が多数そろっていました。
ミモロは、甘酒ボンボンのお菓子「ほろよいお雛様」945円を購入。
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「可愛いくて食べるのかわいそう…お雛祭りまで取っておこう…中に甘酒がはいってるんだってー」と。きっとお雛祭りには、パクパク食べるに違いありません。食べすぎて酔っぱらわないように…。
「俵屋吉富」は、烏丸通沿いに和菓子の資料館を持っています。入場は無料。さまざまな和菓子に関する資料が展示されていて、この辺りに来たら、ぜひ立ち寄りたい場所です。
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「もうすぐお雛様…」今年のお雛祭りは、どこで過ごすのかな?
*「宝鏡寺」京都市上京区寺之内通堀川東入ル 電話075-451-1550 10:00~16:00 「春の人形展」は、3月1日~4月3日 人形供養は、毎日受付。
*「俵屋吉富 小川店」京都市上京区寺之内通小川西入ル 電話075-411-0114 10:00~18:00 火曜休み 詳しい情報はホームページで。
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