昨日は、岡崎の疎水の西側を歩いたミモロ。今朝は、東側の蹴上方向を散策することに。
南禅寺のそばの橋に到着すると、インクラインの線路沿いの桜並木が、ピンク色をしています。
線路に降りて、もっと近くで桜を見物することに。
「わーキレイ!線路と平行にずーっと桜並木が続いてるんだよー」
あまりの美しさに立ち尽くすミモロ。
インクラインは、全長581.8メートル、明治18年から23年に行われた、琵琶湖の水を京都の町に引きこむ疎水事業の一環として作られたもの。琵琶湖から通された水路は、トンネルを抜けて蹴上に至ります。ここから鴨川に下るには、傾斜がきつすぎ、舟が下ることができません。そこで貨物のせた舟ごと運ぶ鉄道、インクラインが作られることに。琵琶湖と京都を結ぶ重要な輸送ラインとして、開業以来活躍したインクラインも、車の普及により、昭和23年に休止。今は、京都の発展を物語る文化遺産として保護されています。桜は、休止後にレールの両脇に植えられたものとか。
京都の町の発展に寄与したインクラインの業績を讃えるように、毎年、見事な花を咲かせます。
「このレールの上を舟が運ばれたんだねー」
「もっと近くで桜の花見ようー」ピョン…
ミモロは、近くの枝にジャンプ。さすがネコ?
「日本の春を感じるねぇー」
インクラインは、南禅寺そばの橋から緩やかな傾斜で、蹴上へと続きます。上に進むほど、景色がよくなります。
しばらくレール沿いに歩くと、左側に公園が見えてきます。その中を進むと、南禅寺へと続く小道へ。
細い水路に沿って歩くと、南禅寺の敷地内にある有名なレンガ造りの水路閣に至ります。
「古いお寺の中に、よくこんなモダンなものを作ったよねー」
今や、南禅寺の観光名所的存在になっている水路閣は、明治21年に完成。お寺の境内を通過するために、景観を考慮し、アーチ型の橋脚や側面に装飾を施し、しゃれたデザインの建造物に。
「このレトロな雰囲気、いいよねー」とミモロ。「あ、小さなお花…」
レンガの壁面に、可憐なスミレの花が。「こんな場所に咲くなんて、不思議…。種がここまで飛んだんだねースゴイ!」。小さなものを見つけるのが得意なミモロです。
南禅寺の境内でも、桜が開花しています。
「椿の花…」
地面にこぼれた赤い花。空を見上げると、そこには、大きな椿の木。
「ここから落ちたんだー」。桜以外にも春の花は、さまざまに…。
さて、南禅寺の境内の北東方向から外にでて、「野村美術館」方向に歩きます。美術館の側面に、山から流れる水路が続きます。それ沿いに下るのが、ミモロのお気に入りのお散歩コースなんです。
「この細道大好きなんだー。自然がいっぱい…ちょっと抜け道的なドキドキ感も味わえるよ。車が通らないから、のんびり歩けるのも、うれしいんだー」と。
さて、明日は、美しい枝垂れ桜をご紹介…
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