東京の桜の便りより遅れて、京都も町に桜の花が彩りを添え始めました。
「京都府庁旧本館中庭」のしだれ桜を見たミモロは、次に、近所の「京都御苑」へと向かいました。
京都の町の中心部に位置する「京都御苑」は、自然の宝庫。四季折々、さまざまな自然が楽しめる場所です。「京都御所」に入るには、あらかじめ許可が必要ですが、「京都御苑」なら早朝から気軽に散策が楽しめます。
西側の「中立売御門」から入ったミモロを、まず迎えてくれたのは、大きな花をたくさん付けたモクレン。
「わー大きい蕾…なんか美味しそう…」。大きな蕾がまるで白いロウソクをたくさんつけたキャンドルのよう。蕾を開くのも、まもなくという感じ。
広大な敷地内、「えーっと花が咲いてそうなところはどこかな?クンクン…」と鼻をヒクヒクさせて花を香りを探します。「う?こっちの方から、かすかにいい香りがする…」と、さすがネコ、優れた嗅覚を活かして南へと進みます。
「あ、梅の花…」
白く丸い蕾を枝に…。
「あれ、桃林って書いてある…」
「これ、もしかして桃の花?」
そして、しばらく進むと、今度は、「うー梅林なの?」
「うーん、梅と桃って、よくわかんなくなっちゃったー」と首を傾げます。
梅は、桃より早く咲く…というイメージがありますが、このところ梅の開花が遅れがち…同じような時期に重なっています。
そもそも梅も桃もバラ科の植物。もちろん桜も仲間です。
梅は、丸い花びらで、花びらは5枚。では桃はというと、やや花びらは楕円で、こちらも5枚と植物図鑑に。
「でも、八重のものもあるよねー」とミモロ。
一般的には、枝につく花の間隔が広めなのは、梅。密集して枝について、先端まで花があるのが桃。さらに、香りがするのが梅と言われます。
クンクン・・・「これ梅かも…梅のガムの臭いがする…」
広々した芝生の上には、梅の花びらが…
「なんか気持ちいいー風がお花の香りがしてるー」と、深呼吸。
「あれ、桜だー」と、思わず駆け寄ったのは、御苑を管理する事務所。
立ち入り禁止ギリギリのところで眺めることができます。
「わーここのしだれ桜は、満開だー」と感激。そこから再び散策路の方に戻り、しばらく進むと、
「ここにもりっぱな桜があるー」と。こちらも満開のしだれ桜。
「すごく伸び伸びした感じ…。わー桜の傘の下にいるみたい…」ミモロは、桜に近づいて、枝の下から上を見上げます。しだれ桜の魅力は、枝の下に入ると、すっぽり花に包まれた感じになること。枝の間から、空の青と花の桜色を見るのがミモロは大好きです。しばし、花に見惚れる時を過ごしました。
「さぁ、そろそろ帰ろう…」と、「下立売御門」方向へ。
道沿いに桃色の花が。「これ桃?それとも梅?よくわかんない…でもキレイだから、どっちでもいいやー」と。
「ブルブルー寒いよー」実は、昨日は、京都は朝、かなり冷え込んで、手がかじかむほど…。
朝の散策には、防寒のご用意を…。
でも、梅、桃、桜が一度に見られるのは、なにか得した気分です。
さすがに梅と桃は、まもなく散ってしまいそう…3つの花を一緒に見るなら、ぜひお早めに…。
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