京都を町を歩くと、いろいろなところで桜に出会います。

「この時期は、町歩きがいっそう楽しいねぇー」とミモロは、いつもよりさらにワクワクした気分で、京都の町の散策に出掛けました。
向かったのは、ミモロがお気に入りの寺町通。何度も訪れている通りで、骨董店、画廊をはじめ、大人が好きそうな上質の品々を扱うお店が多数並ぶところです。
京都の町で、家具屋さんが集まっているのが、夷川通。その通りの東の突き当りで、寺町通とぶつかるところに、素敵な町家があります。


「木聞(こもん)」という無垢の木を使った家具製作をはじめ、お店や個人宅の新築、改装などを手がけるお店です。

町家を改装した店内は、木の温かみが漂う、おだやかな雰囲気。
店の奥には、メイプル、チーク、アメリカンチェリーなどの大きな無垢の木の板が、ずらりと並んでいます。

「ここでは、無垢の木を暮らしの中で楽しんでいただけるように、さまざまなお客様のご要望にお応えしています」と、お店のスタッフの櫻井真理さん。
「例えば、こんな家具が欲しいなぁ…と、お考えなら、ご相談にのれると思います」と。
「えー、自分のお気に入りの家具が自分の欲しいサイズで作ってもらえるの?」とミモロ。さっそく店内を見て廻ることに…。
店内には、ソファ、チェア、デスク、キャビネットなど、さまざまな種類の家具が置かれています。




どの家具も、自分の好きな無垢の木を選び、また、好みの色の布や革でオーダーできます。
「こんな家具があったら、いいなぁー」と、ミモロは、家具が置かれた自分の家を想像しているよう。
このお店は、実は、伏見にある「LIVART]という住宅、店舗の設計、施工を行う会社のショップ。より多くの方に、気軽に相談してもらえるようにと、昨年3月に、ここ寺町通に新たなショップをオープンさせました。
無垢の木の表情を活かし、シンプルで、洗練されたデザインが、ここの特徴です。

こちらには、大きな家具だけでなく、生活をより豊かにするような小物もいろいろ揃っています。



ミモロのお気に入りの踏み台。「なんかカワイイ感じ。踏み台に使わないときは、お花なんかを飾る台にしたいなぁ」と。さらに、「わー譜面台みたい…」これはショップなどメニューを置くのにピッタリかも。「よいしょ…」とミモロが登っているのは、タオル掛け。いずれも、暮らしを楽しくさせる心地よい品々です。
また、


革をつかったコースターやおしぼり置き、箸置きなども。「どれもシンプルで、ステキなデザイン…」とミモロ。
「グラスをのせるコースターとしてだけじゃなくて、お湯呑をのせても、きっとステキ!」と、さっそく白い革のついたアメリカンチェリー材のコースターを買うことに。(1つ1050円)
「えーこんなものも作ってもらえるの?」

無垢の木をつかったプレートです。「表札も、こういう感じは、おしゃれだよねー」と。

お店の中をいろいろ歩き回るミモロを、やさしく見守ってくださった櫻井さん。15年前、ご自宅の設計を、「LIVART」に依頼したのが縁で、ショップに勤めることに。
「自宅を設計、施工してもらい、その暮らしやすさに魅了されてしまったんです。無垢の木は、使うほどに味わいが深まり、使う人に馴染んでゆくんです。我が家の床は、メイプル材で作ってもらったんですが、足ざわりが本当に心地いいんですよ。水拭きなどをすると、木の香りが蘇って、やっぱりこの床にしてよかったーって、いつも思います。こちらの設計は、本当に暮らしやすいんです」と。
本物の素材…無垢の木が持つ温もりには、使う人を癒すパワーもあるようです。
「あ、2階もあるんですか?」「どうぞ、上がってみてください」「では、失礼しまーす」と、トコトコ階段を。

シンプルなフォルムの階段。家に馴染む感じです。

「ヨイショ…」2階には、大きなテーブルが。ここでいろいろなセミナーも行われるそう。

「なんか屋根裏部屋みたい…」太い梁は、古い町家の面影を留めるもの。

2階の明り取りの窓からは、通りを歩く人の姿が。

「わー無垢の木をつかったお家…いいなぁー。憧れちゃう…」とミモロ。
木を使ったさまざまな夢を叶えてくれるお店です。

*「木聞(こもん)」京都市中京区寺町通夷川上ル藤木町32 電話075-222-5201 10:00~18:00 水曜休み 詳しくはホームページで。

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