「わー今年は、東京の桜がもう咲きはじめた!」
東京を訪れているミモロは、都内のあちこちで咲きはじめた桜を見てビックリ!
「京都は、まだ蕾だったのにー」連日の20度を越す4月のような温かな陽気に、都内の桜は、満月を待たずして、次々に開花しています。
さて、京都に戻る前に「一度乗ってみたかったのー」と言って、出掛けたのは、都電の荒川線。
乗り物好きのミモロの憧れの電車のひとつでした。
都電荒川線は、次々に都内の電車が相互乗り入れをする現在の状況のなかで、明治44年の運行以来、今だ、当時の路線を残す路面電車です。
都電の最盛期は、昭和18年。昭和42年から47年の5年間で、181キロの路線が廃止され、他の交通機関へと変わりました。現在、都電荒川線は、三ノ輪橋と早稲田の間、12.2キロを、約53分で走行しています。昭和35年には、1日平均160万人を超えた乗車人数も、現在は、5万人に。地元利用者の声で、廃止を免れています。
早稲田駅から乗車したミモロ。春とあって、車内は桜づくし。
「お花見電車だー。なんか楽しい…」と大はしゃぎ。
そして、窓から見える景色に夢中…。
あれ?ミモロの姿が…気づくとちゃっかり運転席に。
「ここからの方がよく見える…」と。
「発車オーライ!ガタンーガタンー」
運転手さんになった気分です。
実は、ここは、電車の一番後ろ。つまりミモロから電車は、後ろへ走っているのです。そんなことはどうでもいいようで、走行に合わせて動く速度計などを見つめ、すっかり運転手さんになり切っています。
都電荒川線が走行する12.2キロの間に、駅はなんと30か所もあります。ちょっと走っては、止まり、また走るという感じ。日中は、6分間隔で、走行。「えー京都の地下鉄より多いかも…」と。
最高速度は、時速40キロですから、自動車より遅い感じ。「でも信号がないからスムーズだよねー」
さぁ、ミモロ、次で降りますよー。「えーもう降りちゃうのー」
まだまだ乗っていたいミモロです。
池袋駅に近い「東池袋4丁目」で下車。
「バイバイー」と電車の姿が見えなくなるまで、手を振るミモロでした。
今回、東京では、昭和の名残りを留める地上にあった渋谷駅の廃止。そしていまだ昭和の香りを残す都電荒川線を見てきました。時代と共に、消えて行くもの。そして新たに生まれるもの。町の変化を目の当たりに…。
「この電車、いつもでも残るといいねぇー」と、ミモロ同様思ってしまいます。
さぁ、早く京都に戻りましょ!きっと桜も咲きはじめたかも…。
「もう咲いたかな?」と、今朝、早起きして近所の平安神宮へ行ったミモロ。
「うーまだだー」と、左近の桜を眺めて…。京都を彩る紅しだれも、まだ蕾です。
京都は、東京に比べ、気温が上がらず、桜は、まだ蕾の状態。
でも、早咲きの桜は、満開とか…。
「蕾膨らんでるよー」と、丸くなった蕾を見つめて、まもなく開く花を楽しみにするミモロです。
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