ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

3月3日「下鴨神社」の流しびな。境内に飾られたお雛様。大勢の人たちが見守る春の神事

2013-03-04 | 祭事・神事・風習

3月3日は、お雛祭り。京都の各所で、さまざまなお雛祭りが開催されます。
この日ミモロが向かったのは、「下鴨神社」。

境内を流れるみたらし川に願い込めた流しびなを、流し、厄を祓い、子供たちの健やかな成長を願う神事が行われます。
祭事が始まる時刻に到着したミモロ。すでにみたらし川の周辺は、人垣が幾重にも…。
「わーん、見えない…。また出遅れたんだー」。
すでに雛を川に流す神事が、はるか遠くで始まっているよう。

11時~12時に行われる神事を近くで見るには、10:30の受付より、かなり前に到着する必要がありそうです。

「でも、お雛様が飾ってあるー」流しびなの神事を見ることを諦めたミモロは、ほかの場所を見ることに…。

緋毛氈の上にりっぱな京雛が。

そして
境内にある仮設テントでも何かが売られています。
「あ、流しびな…チョコレートの雛あられもついてる…」
これは、この日、川に流されるお雛様。桟俵にのった可愛らしいお雛様です。
「あのーひとつください…」
この雛を販売するのは、京人形商工業協同組合の方々。「はい、どうぞ…もう大きいサイズしか残ってませんけど、いいですか?」
実は、流しびなは、大小2種類あって、小は500円。大は1000円。
「ホントは、500円のが欲しかったけど、もう売り切れなんだってー。でも雛あられが、その分たくさん付いてるから、まぁいいかー」と、雛あられの大きさで納得したミモロです。

受付の10:30ごろには、先着100名に無料で、小さいサイズの流しびなが配られます。
「あのーそれもらうには、いつごろ来ればいいですか?」とミモロ。
「もう2時間前には、列ができてましたよ…」と係の方。「2時間前…うーちょっと無理かも…」

そもそも流しびなは、雛祭の原点ともいわれるもの。早春にシンプルな紙で作ったヒトガタに、穢れを託し、川に流し、健康などを願ったことがルーツとか。昔は、今よりスゴク簡素な雰囲気の流しびなです。

「今のは、カワイイよねー」と、1000円を奮発して手に入れた流しびなを抱えて、嬉しそうなミモロです。

「このお雛様を川に流せばいいんでしょ…」と、みたらし川のそばへ。


「でも、かわいいし、もったいなくて流せない…」と。そこで流しびなを売っていたところの方に伺うと、
「今日、買った流しびなを、そのまま流していいですし、お家に持って帰り、玄関などに飾られて、1年後に流しに来てもいいんですよー」と。「あーよかったー。そしたら来年、流しにきまーす」。なにやらホッとした表情のミモロ。

さて、本殿には、干支のヘビの飾り。
その日は、雛祭りとあって、子供の姿も多く、また赤ちゃんの初参りにいらした方も多いよう…。

巳年の絵馬などが置かれた場所へ行くと…「あれ、この紙なんだろ?」絵馬のそばにシール状態の紙が用意されています。

この紙は、お願い事を書いたうえに貼るもの…「なるほど、プライバシー保護の紙なんだー」
お願い事の内容や、お願いする人が明かされないようにするために生まれたもの。
「これって、初めて見たけど…今後、あらゆる神社で普及しそうだねー」と。

境内の梅の花は、5分咲きという感じ。

境内では、キャラクターとの写真撮影も盛んに…

「わーいよいよ春…って感じだねー」と、雪もちらつく、寒い中ながら、心が弾むミモロです。





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コメント (3)
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