京都の海の幸といえば、日本海から届くものが美味しいんです。
特に、冬は、カニやフグが、日本海側の港にあがり、それが京都に届きます。
「早くしないと、カニのシーズン終わっちゃうよー」と、3月に入り、カニが気になる食いしん坊のミモロです。
そこで、京都から車で約100キロの日本海の港町へ、カニを食べに行くことに。
約100キロといえば、東京から東名高速なら箱根・御殿場付近というところでしょうか。
ミモロは、京都の大原を抜ける、通称鯖街道を北上し、福井へと向かいます。
鯖街道は、昔、日本海で獲れた鯖を塩漬けして、京都に徒歩で運んだ道。山を越え、谷を渡るコースです。
現在は、京都から、国道367号線の快適な道が、滋賀県の北部へと通じます。そこから、国道303号線で福井県へと入り、道は、日本海の小浜へといたります。
ミモロが、日本海側に到着したのは、すでに夕暮れ時。まずは、カニを食べる場所近くに行くことに。
小浜から、海岸線を走る国道27号線で、西へ20キロの高浜が目的地です。
「わー日本海だー!遠くまで砂浜が続いてるー」ミモロは、久しぶりの日本海に感激の様子。
ここは若狭湾国定公園で、8キロに渡り遠浅の白砂のビーチが続きます。そこに8つの海水浴場があり、「快水浴場百選」にも選ばれた快適なビーチで、夏には大勢の海水浴客が訪れます。
また、「日本の夕陽百選」にも選ばれただけあって、若狭冨士と呼ばれる、標高693メートルの青葉山の美しい姿と長い浜辺を照らす夕陽は、格別の美しさ。
高浜町は、ちょっと行くと京都府です。
海では、サーファーが波に浮かんでいました。
「キレイな海岸…心が洗われるようだねー」と、海をしばし見つめるミモロ。ふと足元に目をやると…。
「あ、小さな貝殻がいっぱい…」桜貝のような小さな貝殻が、まるで浜辺に花びらを散らしたよう。
ミモロは、貝殻広いに夢中です。
と、その時、大きな波がザブーン。「キャー!」とミモロの叫び声。波に足をさらわれて顔から海へ。
ミモロ、大丈夫?
「ワーン、ワーン…怖かったー波にさらわれるかと思ったーワーン、ワーン」
よほど怖かったのか、なかなか泣き止みません。「クスン・・・冷たいー」顔中を砂まみれにして泣きべそを。
顔の砂を払い、やっとひとごこち。
ミモロ、カニが待ってるわよ…。「ウン…早くカニ食べたいー」と、やっと元気になりました。
お友達に勧められた民宿でカニを頂きます。
民宿の玄関の水槽には生きたカニが。「これ食べるのかな?」
あらかじめお願いしていたお食事は、カニのスタンダードコース。
「松葉カニ」のいろいろな料理が味わえるコースです。
「カニがいっぱい食べられそう…」ミモロの目はカニに釘づけ。
お造り、焼きカニ、甲羅焼きをはじめ、カニの茶碗蒸しなども
また、天婦羅とお鍋と続きます。
そして締めくくりは…「ヨイショ!」
そう、カニの雑炊です。
「うー食った食ったーふーお腹いっぱい…もう動けない…」とミモロ。
「美味しく頂きました。どうもありがとう…」
*参考までに、ミモロが利用した民宿は、「リゾートイン キシモト」というフレンドリーな雰囲気の民宿。休日前で、ひとり1万4000円。急に予約したところでした。
*高浜町の宿情報は、「若狭たかはま観光情報」で検索できます。
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