京都の町では、数少ない夜桜見物の名所が、祇園の「円山公園」と、北野天満宮に近い「平野神社」です。
「桜の名所って、観光客や花見客が多いから、朝、人の少ないときに見物に行こう~」と、なんと朝7時に「平野神社」にやってきました。
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「わ~もう撮影してる人がいる~」すでに数人写真愛好家が、境内に…。
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門の前に咲く桜は、ここ「平野神社」発祥の早咲きの品種で、「魁(さきがけ)桜」と呼ばれ、この桜が咲き始めると、京都のお花見シーズンがスタートすると言われます。
神社の神紋も、桜。そしておみくじも、絵馬も桜に因んだものです。
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まずは、参拝…。「あ、右近の橘がたくさん実ってる…」小さな実をたくさんつけた橘のそばには看板が…。
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「実をとるべらず…だって…誰か食べちゃう人がいるのかな~。鳥も食べないくらい酸っぱいらしいよ」とミモロ。甘い実なら、モズなどがすでに食べているはずですから…。
「平野神社」は、もともと奈良の平城京に祀られていた社で、平安遷都と共にここに遷座したのだそう。かつては京都御所とほぼ同じ大きさ。「え~すごい…周囲4キロもあったんだ~」とビックリ。現在は、200メートル四方というサイズに…。
4月10日には、花山天皇が、天皇家の繁栄を祈願するため「平野神社」に行幸されたのにちなみ「桜花際」が行われ、時代装束の巡行が行われます。
この神社のご利益は、パワーアップ。桜は、生命力を高める象徴なのだそうです。
「パワーついたかも…」といいながら、参拝を終えたミモロは、境内の桜を眺めにトコトコと…。
平安時代から植樹された桜は、現在は約60種、400本ほどが敷地内を彩ります。いろいろな種類の桜があるため、実は、ここでは約1か月半ほど桜が楽しめるのだそう。
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敷地内には、桜苑もあり、桜の時期の散策はなんとも楽しいもの。
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「なんか自然の雰囲気がいいね~」と、桜の下の草原にも目を止めます。
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この桜苑では、飲食はできません。夜桜見物ができるのは、桜茶屋のエリアのみ。
紅白の幕が囲うエリアは、飲食ができる茶屋が並び、そこの席をあらかじめ予約するのです。
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「東京みたいに誰か場所取りしなくてもいいんだ~」そう、それぞれの花見茶屋に予約して席を確保するのです。
「わ~いろんなメニューが揃ってる…」
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食べ物も飲み物も用意しなくても、そこで頼めばいいのです。
「もう花見の時期は、予約でいっぱいらしいよ~」
東京ほど夜桜を眺めながら宴会ができる場所がない京都。なかなか人気なのです。夜になれば、ここの道も大勢の人が行きかいます。
「でも屋根があるスペースだから、桜あんまり見物できないんじゃないの~」と。まぁ、桜は、別の場所でみればいいんで、ここでは宴会がメイン…桜は口実…。飲めて、楽しめればいいんです。
「お腹空いた~」朝ごはん前にここに来たミモロ。「開運さくら湯」だって~
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朝の陽ざしが桜を包む中、ミモロは車に乗り込んで、おうちへと急ぎます。
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*「平野神社」の詳しい情報はホームページで
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