松原通にある京扇子の「大西常商店」に来ているミモロ。お友達の大西里枝さんに、お店である京町家の建物を案内していただくことに。
京町家は、奥行きが深い造りが特徴。
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奥に進むと、そこには共待ちや坪庭があります。「ここで、お客様の御付きの人たちがタバコをすったり、商ご主人がお茶を嗜まれている間、待ってたところですよ」
お隣りとの間の塀は、竹をきっちり合わせて作った釘を使わぬ「木賊張り」。「だいぶ古くなって、作り替えようと思うんだけど、これを作れるところがなかなかなくて~」と里枝さん。「え?この竹の塀、ミモロつい最近作ってるところ見たよ~。数寄屋造りの『中村外二工務店』なら頼めるよ~」とミモロ。「え?ミモロちゃんよく知ってるのね~。ありがとう…」と、先日取材したお店をご紹介。京町家を維持するのはなかなか大変なんです。
通りに面した店からは、想像もできない空間が広がっているのが、京の町家。
そこに暮らす人たちの美意識の高さを感じさせる造りです。
奥に続く途中にあるのは、昔ながらの台所です。
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「あ、おくどさんがある…」今も使われているお釜や水場です。
「ご飯あるの?」蓋の隙間から、中をのぞき込むミモロ。失礼でしょ。覗いちゃ…
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さらに奥に進むと、土蔵があります。お蔵の扉には、扇子の飾りが、このお店の商いを物語ります。
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「お蔵を作った人の遊び心だよね~。こういうの素敵…」とミモロ。
「あれ、こんなところに白い砂利が敷かれてる…ネコのトイレ?」とミモロ。敷地の北東の角にあるスペースです。
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「ミモロちゃん、お茶室にどうぞ…お茶一服いかがですか?」と里枝さん。「はい、いただきます」と、奥にあるお茶室へ。
「ヨイショ…」
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「ここでお茶会もするんですよ~」と。「いいなぁ~お家にお茶室があるなんて…」と。京の商家の人たちにとって茶道は嗜みのひとつ。今、上場企業の社長さんでお茶の嗜みがある方は、いったいどれだけいらっしゃるでしょう。
戦前までは、政治家さんたちも茶道や書の嗜みがあったとか。今は、そんな人いるでしょうか?
やがてミモロの前には、お茶とお菓子が…。「ミモロちゃん好みでチョコレートのケーキにしました…」と。「わ~チョコとお抹茶って合うんだよね…」あまりお茶席でチョコレートが出ることはないのですが、普段いただくときは、なかなか素敵な組み合わせ。
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お茶をいただいた後、ミモロは、2階のお座敷の見学を…。
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お座敷の床の間のお軸なども拝見します。今年の干支に因んだ猿画がかかります。
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古い鏡台を見つけたミモロ、「こういう鏡で見ると、なんか素敵に見える気がする…」
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店が面する松原通は、北は「八坂神社」、南は「伏見稲荷神社」の氏子が暮らす神社の境界線に当たります。
「ここまで伏見稲荷神社の氏子町って、どれだけ広いの…」と、その神社の力の大きさを感じさせます。
「でも、伏見稲荷神社のそばに住んでいるお友達のお家の氏神様は「藤森神社」なんだって…不思議…」そう、神社の氏子町の境界線は、長い歴史の中で、神社の移動などにより、複雑です。近くの神社が必ずしも氏神様でないことも…。
昭和の初めまで、松原通は、祇園祭の山鉾巡行、そして伏見稲荷神社の還幸祭巡行が行われていたとか。
「ここのお家から両方見物できたんだ~」とミモロ。「そう、2階の窓から山鉾の囃子方に粽をねだったりしたんだそうです」と里枝さん。「いつかまた松原通を山鉾が巡行するといいのにね~」とミモロ。今や、電線が空を渡る通りですが…。
さぁ、次に移動しますよ~。
「待って~」再び、店の建物の中へ。そこから2階に上がります。
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*「大西常商店」の詳しい情報は、ホームページで
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