ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

二日後の3月3日は、春らしい穏やかな気候。京都各所のひな祭り。まずは「下鴨神社」の流しびなへ

2016-03-05 | 祭事・神事・風習

「わ~今日は、温かい~。2日前の雪が嘘みたい…」3月3日は京都は、穏やかな春の日和になりました。
ミモロは、10時前に近所の「下鴨神社」へ向かいます。この日は、恒例の流しびなが行われるのです。
でも、ミモロのお目当ては、流しびなの神事より、そこで無料で授与される流しびなをいただくこと…。
「ちょっと遅くなっちゃったから、もうもらえないかなぁ~」と、糺の森の脇の馬場道を自転車で疾走。

拝殿の前でいつも授与される「流しびな」。でもだれも人がいません。
「あの~流しびないただけるの終わっちゃったんですか…」と、仮設テントの中の人に伺います。
「今年から、無料の授与はなくなったんです。それにもしあっても、今の時間じゃもうありませんよ~」と。
「え~今年からなくなったの…」とがっかりするミモロ。まぁ、あってもいつも間に合わないミモロですが…。
 テントの前には配布中止のお知らせが…。
「職人さんが少なくなったんだって…残念…」とミモロ。そこで小さな「流しびな」を求めます。
「雛あられ付きなんだって…」

さて、「流しびな」の説明書きを見ると…
 
「あれ?今年買ったのは、そのまま流しちゃいけないんだ~。え~買ったのをその場で流すのかと思ってた~」
説明によると、1年間家に飾り、その飾ったものを穢れと共に流し清めるのだそう。
「前に流そうとして流さなくてよかった~」と、以前、やはり「流しびな」を求めたとき、御手洗川に、もったいなくて流せなかったミモロです。

昔は、川に流した雛も、最近は、川が汚れるという理由から、下流でネットですくわれて、集められて焼却されます。
そう、お盆の灯篭流しも、仏壇のお飾りも、昔は川や海に流したもの。
「環境汚染だって言われるんだよね~最近は…」だから、全部、集められて焼却します。「水じゃなくて、火で清めるって感じ…」

「流しびな」を求めた後、ミモロは、境内の中を進みます。
「あれじゃないの…」
建物の中に飾られた雛段。その横で写真撮影ができるのです。
観光客の人たちが、記念に次々に撮影しています。ミモロもやりたい?「ううん、いいの~もうお雛様とは何度も一緒に撮影してるから…」と、あまり興味をしめさないミモロでした。

「あ、梅の花…今日は温かそう…あれ、これもしかして梅じゃなくて、桃?」
 
2日前は、雪がかぶっていた花です。

この日は、今年の干支のサルの絵馬も、お雛様に人気を奪われたよう…。


「さぁ、お家でお雛様飾らなきゃ…」とミモロ。実は、いろいろなところですでにお雛様を見ていたので、自分のひな人形を飾るのをすっかり忘れていたのでした。

慌てて家に帰ります。「4月3日の旧暦のひな祭りまで、飾ってあげよう…」と。確か、ひな人形は早くお片付けしないと、お嫁に行くのが遅くなると言われます。「いいの気にしないから…」

「はい、飾れたよ~」ミモロのお雛様は、小さな土でできたお人形。水森亜土さんのお雛様です。
 




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