ユニークな体験ツアーをいろいろ企画する「のぞみ」の1泊2日の「プチ修行ツアー」に参加しているミモロ。2日目は、朝6時30分から始まる「智積院」の僧侶、修行僧による朝のおつとめと護摩法要に参列します。
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集合時間は、6時15分。「智積院」の境内にある「宿坊 智積院会館」の前です。
東山七条にある「智積院」は、真言宗智山派の総本山。末寺は3000以上におよび、成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院などの大本山など、関東の人にも馴染みのお寺の総本山なのです。ご本尊は大日如来。高野山から和歌山の根来寺、そして京都へと弘法大師の教えを伝えるお寺です。
「よかった起きれて…」まだ空気が冷たい朝の境内を、ミモロたちは静かに金堂へと進みます。
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さて、ここからは撮影できないので、お話だけ…
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金堂でのおつとめの後、不動明王をお祀りする明王殿で護摩法要が行われます。それにもミモロたちは参列します。
中央で炊かれる護摩、そして堂内には、太鼓のリズムに合わせ、読経の声が響きます。「速い…」ドンドンドンと打ち鳴らされる太鼓の音、それに合わせる読経は、滑舌も素晴らしく、なんとも速い…さすが若い僧侶は違う…。般若心経も、いままで聞いた中で最も速いもの…「きっと息継ぎあんまりしてないと思うよ…」とミモロ。
この朝のおつとめには、実は「智積院会館」に宿泊するとだれでも参列することができます。
今回、ミモロたちは、特別にご一緒させていただいたので…これも修行ツアーならでは…。
朝のおつとめの後は、境内にある「名勝 庭園」を拝見します。
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そもそも智積院は、慶長5年(1600)に徳川家康が秀吉に焼き討ちにされた和歌山の根来寺の智積院玄宥僧正に土地を与え、坊舎講堂を建立したことに始まります。その土地には、秀吉の豊国社の一部と祥雲禅寺が含まれ、豊臣家滅亡の後は、それらが受け継がれることに…。
そもため、智積院には、豊臣家と徳川家にまつわるものが、混在しているのです。
築山や泉水が美しい庭園…石組の巧みさが見るものの心に響きます。
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お庭に面した座敷で、僧侶からお寺やお庭、そしてここにある長谷川等伯親子による「桜楓図」などのお話を伺います。
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今、このお座敷にあるのはレプリカで、当時の色彩を再現した色鮮やかな襖絵です。
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「すごく豪華…さすが秀吉さま…」
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愛児鶴松の菩提を弔うための絵は、大きな松が描かれ、そのそばに厄除けの葵の花が…
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「なにも厄除けなら葵じゃなくてもいいはずだし…こんなに小さく葵を描くのって変…」と思うミモロです。「う~なかなか鋭い...」とそばにいらした僧侶の方。
この祥雲禅寺が建立されたのは、秀吉が豊臣家の行く末を心配しだした時代です。やっと授かった跡継ぎの鶴松は3歳にして他界。秀吉の落胆は相当なもの。それが現れている襖絵です。
お庭に面したお座敷で、お茶とお菓子をいただきます。
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朝のおつとめの後、美しい庭園、見事な襖絵を拝見し、心洗われる心地に…。
さて、お座敷の長谷川等伯の襖絵のオリジナルは、今、大切に収蔵庫に納められています。
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収蔵庫の見学を終えて、ミモロたちは、「智積院会館」へ。そこで朝食をいただきます。
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その後、この「プチ修行ツアー」は、「泉涌寺 涅槃会特別拝観」「精進料理の昼食」「泉涌寺塔頭での写経・写仏、華道体験」「泉涌寺僧侶によるご法話」と続き、夕方17時に終了します。
残念ながら、この日は、ミモロの参加は、ここまで…「もっと参加したかったなぁ~」と。
いろいろな体験が盛りだくさんの今回の「プチ修行ツアー」。
今後参加できる企画ツアーは「おすすめ京都体験」のホームページで。
「楽しかった~。京都の観光だけじゃものたりないという人におすすめだよね~」
もちろん個人的に申し込める体験もありますが、無駄のないタイムスケジュールで組むのは、面倒。こういうツアーに参加するのもおすすめです。
「またこういう企画あったら参加したいな~」と、2日にわたる「プチ修行」。ミモロにとっては修行というより楽しみばかりだったツアーでした。
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