ある日、ミモロはお友達に誘われて自転車で京都の町を散策することに…。
向かったのは、京都駅の西側、八条通と西大路通が交差するところにある「若一神社」です。
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神社の鳥居の向かい側にも社があり、それを守るように大きな楠が聳えます。
「へぇ、こんなところに大きな楠が聳えてるんだ~」こんもりと茂った森をイメージさせる立派な楠です。
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「お詣りしなくちゃ~」とまずは、こちらの社から参拝します。
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ここは、「楠社」(くすやしろ)という社で、この大きな楠は、樹齢800年を超すもの。
「え~この楠、平清盛公が太政大臣に任命されたとき、それに感謝して自ら植えたんだって~」とそばの説明を読んで…。
「お手植えの楠ね~。清盛公が植えたときは、きっと細い若木だったんじゃない…こんな大きな楠とても植えられないものね~。それから800年でこんなに育ったんだね~」と楠を見上げます。
このエリアは、かつて平清盛公の「西八条殿」という広大な別邸があった場所。
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その大きさは、京都駅近くの「梅小路公園」辺りから、この「若一神社」を含むエリアというもの。
そこに50以上の平家関係者の邸宅などもあったのだそう。
「お家の敷地の中、自転車ないと回り切れないね~」とミモロ。さすが大きな力を持っていた清盛を象徴する邸宅です。
「六波羅にもお家あったでしょ…」とミモロ。そう、あそこが本宅とするとここは別邸、ほかにも神戸にも邸宅がありました。
境内には、清盛公の像も…
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「西八条殿」ができたころが、平家の最盛期ともいえる時期。「だから出世運のご利益があるんだ~」と納得のミモロ。
まぁ、清盛の死後、2日後に放火され、豪華な邸宅は焼失します。でも、その後、平家の人々により再建されますが、平家が西へと都落ちする際に、自ら火を放ち、平家の栄華を灰とします。
その雅な別邸は、「梅小路公園」にそのイメージで日本庭園が造られています。
「この楠は、平家の様子、ずっと見つめていたんだね~」とミモロ。
そもそも「若一神社」は、「西八条殿」の鎮守社として創建されたもの。ご祭神は、若一王子という熊野権現のご祭神を分祀したとか。清盛公が、ここに別邸を構える前からご祭神は祀られていたらしいのですが、清盛公は、そのご祭神を土の中から掘り出して、改めてお祀りしたと言われます。
神社のそばを通る西大路通は、この社のそばで、それを避けるようにカーブしています。
「楠、ほかに移せなかったんだ~。大きすぎるのと、伐採すると祟りがあると恐れられたんじゃないの~」とミモロ。
その通り…道路を通すのに、楠が移せなかったので、神社と楠社の間が舗道になりました。
さぁ、本殿に参拝しましょ。まずは手水場で手を清めます。
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ふとそばをみると、別の水場が…清盛公の病を癒したと伝えられる名水です。
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「このお水飲むと出世するんだって…」。興味のある方は、ぜひボトルを持って汲みにいらしてください。
本殿に参拝。境内には、ほかにも様々な社が祀られています。
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「わ~ここお守りの種類多い~」と社務所の前のお守りを見てゆきます。
やはり人気は、出世運のご利益のお守り。
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「へぇ~こんなのもある…清盛公ってネコや犬好きだったのかなぁ~」
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家族の一員のペットの犬や猫のためのお守りです。
ミモロも欲しいの?
「え~いらない…ミモロ、ペットじゃないもの…」とむくれます。
おみくじも干支みくじと開運みくじがありました。
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ミモロは開運みくじを1つ。どうだった?「うん、吉だって~まだ伸びしろがあるってことだね~」と、大吉までもう少し。
「祇園精舎の鐘の音~諸行無常の響きあり~」と、口ずさむミモロ。
この神社でそんな歌うたっちゃダメ~。「あ、失礼…」と慌てて口を押されるミモロでした。
*「若一神社」の詳しい情報はホームページで
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