桜の時期、境内で見事な枝垂桜を拝見した「本満寺」。今出川通から寺町通を少し北に進んだ東側にある日蓮宗の本山です。



「うわ~大きなお花が咲いてる~」



大きなお花の正体は、牡丹。すでに花の見ごろはやや過ぎた感じでしたが、まだまだ花が見られます。
「ホント大きなお花~。いい香りもする…クンクン」ミモロの顔より何倍も大きな立派な花。


一枚の花びらも、ミモロの帽子になるサイズ。境内には、ほんのりとやさしい香りが漂っています。
「いろんな色の牡丹があるんだ~」




境内のあちこちに見事な花を咲かせる牡丹。

「牡丹のお花って本物も大きいね~」と、いつも屏風絵や襖絵などでしか見たことがなかったミモロ。実物の豪華さは初めてでした。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花…と称えられる美人。
日本には、奈良時代、空海が中国から持ち帰ったと伝えられます。それは観賞のためではなく、根の皮の部分が抗酸化成分を含むことから薬用植物として日本に伝えたのでした。
中国の国花にもなっていた牡丹は、唐の時代に後宮に植えられはじめ、第6代の玄宗皇帝の時代には、民間でも盛んに栽培されその美しさは、中国に広まってゆきます。玄宗皇帝は、牡丹の花をこよなく愛し、寵妃、楊貴妃を華麗な牡丹にたとえていたそう。
「獅子も牡丹が大好きなんでしょ・・・蝶々も好きだよね~」とミモロ。日本舞踊で、獅子が舞うとき、そばに必ず牡丹の装飾が置かれます。「そう唐獅子牡丹…花札も牡丹には蝶々が飛んでるよね~」と、変なことにも詳しいミモロ。
「いいねぇ~牡丹…すてき~」とすっかり大きな牡丹に魅せられたようです。

しばらく牡丹を眺めていると、あれ?ミモロは…
さっきまで牡丹の花の前にいたのに…。
「わ~ここもキレイ…」

先日まで満開だった八重桜…それが地面一面に散って、まるでピンクの絨毯のよう…。
「桜もきれいだね~。やっぱり、どの花見てもきれいだな~」と。
そう、タンポポもスミレも、ミモロは大好き…。「もうすぐ花菖蒲も咲くね~」京都の町には、次々に素敵な花が咲いてゆきます。
*「本満寺」京都市上京区寺町通今出川上ル2丁目鶴山町16 075-231-4784

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら